パナソニック株式会社が「2020年度(令和2年度)省エネ大賞」を5件受賞
PR TIMES / 2021年1月28日 16時45分
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パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、一般財団法人 省エネルギーセンターが主催する「2020年度(令和2年度) 省エネ大賞」において、最高賞である経済産業大臣賞1件をはじめ、資源エネルギー庁長官賞2件、省エネルギーセンター会長賞2件の合計5件を受賞しました。
「省エネ大賞」は、国内の産業・業務・運輸部門に属する企業、工場、事業場などの省エネを推進している事業者および省エネ性に優れた製品を開発した事業者の活動を発表大会で広く共有するとともに、優れた取り組みを行っている事業者を表彰することで、省エネ意識の浸透、省エネ製品の普及促進、省エネ産業の発展、および省エネ型社会の構築に寄与することを目的としたものです。
カーボンニュートラルの実現が求められている中、パナソニックは「パナソニック環境ビジョン2050」を掲げ、使うエネルギーの削減と、それを超えるエネルギーの創出・活用に積極的に取り組んでいます。今回の受賞は、主に使うエネルギーの削減の面から環境ビジョンの実現に寄与するものであり、2050年までの環境ビジョン実現に向けて引き続き挑戦を続けていきます。
パナソニック株式会社が受賞した対象テーマの概要は下記の通りです。
【製品・ビジネスモデル部門】
●経済産業大臣賞(建築分野)
パナソニック株式会社 ハウジングシステム事業部
真空断熱ガラス「Glavenir」
本製品は約8 mm厚の薄さで業界最高クラスの熱貫流率0.58W/平方メートル ケルビンを実現した真空断熱ガラスです。プラズマディスプレイの製造技術を応用し、ガス入りトリプルガラスと同等以上の断熱性をわずか4分の1の厚さで実現しました。薄型、超高断熱の両立は、ガラス間で熱橋となるピラーに低熱伝導率の高強度非金属材料を使用したこと、ならびに、ガラス強度を向上した強化ガラス仕様によりピラーどうしの間隔を拡大したことによるものです。業務用冷凍ショーケースに適用された場合、結露防止用のヒータレス化により1扉当たり約560kWh/年の消費電力量を削減できると試算されています。また、住宅・非住宅建材として適用された場合には、住宅において最も熱ロスの大きい「窓」からの熱損失を抑制し、空調負荷の削減による省エネとともに快適性の向上が期待されます。
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2019/12/jn191212-1/jn191212-1.html
●資源エネルギー庁長官賞(業務分野)
パナソニック株式会社 アプライアンス社
(東邦ガス株式会社、アイシン精機株式会社、ヤンマーエネルギーシステム株式会社、東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社との共同受賞)
超高効率ガスエンジンヒートポンプ「GHP XAIR(エグゼア)III」
本製品は、EHP(電気式ビル用マルチエアコン)の10分の1以下という低消費電力を維持しながら、さらなる省エネと機能性向上を実現したガスエンジンヒートポンプによる冷暖房システムです。空調負荷に応じたエンジンの最適制御によってエネルギー消費効率を従来モデルより約10%向上し、EHPを上回るAPFp(通年エネルギー効率)2.09以上を達成しました。また、従来モデルと比較して12%のコンパクト化設計などにより設置スペースや重量を従来モデル以下に抑え、年々高まるリニューアル需要や既築建物への導入を容易にしました。
https://panasonic.biz/appliance/air/ghp/xair3.html
●省エネルギーセンター会長賞
パナソニック株式会社 アプライアンス社 空調冷熱ソリューションズ事業部
IoT活用で「蓄熱」&「レジリエンス」対応可能なエコキュート
本製品は、高い省エネ性能を持つとともにIoTを活用して蓄熱・レジリエンスに対応可能な家庭用CO2ヒートポンプ給湯機(エコキュート)です。圧縮機の進化、貯湯ユニット断熱強化という「ハードの省エネ」と、中温水沸上げ制御最適化という「ソフトの省エネ」の両面から技術開発を進め、年間給湯保温効率4.0を達成しました。さらに、独自のアプリで太陽光発電の余剰電力を活用できる「蓄熱」技術や、災害時に事前にお湯を備えておく制御により、エネルギーマネジメントとレジリエンスの両立を図っています。
https://sumai.panasonic.jp/hp/
【省エネ事例部門】
●資源エネルギー庁長官賞(CGO・企業等分野)
パナソニック株式会社 アプライアンス社 キッチン空間事業部 加東工場
一貫生産工場における工場トップを中心とした徹底した省エネ対策の実施
本テーマは、炊飯器を製造している加東工場において工場長をトップとする省エネ推進体制を再構築し、大幅なエネルギー削減を実現した事例です。生産・原動設備を中心に16の削減テーマを抽出し、ISO思想を取入れた省エネプログラムで一元管理。洗浄ポンプの流量制御、工場エアーの改善、圧縮機の原単位分析等を実施し、年間エネルギー量で2019年度実績の4.6%にあたる原油換算160kl/年の削減を実現しました。さらに本活動をモデルに教材を整備・展開することで、省エネ人財育成の強化も図っています。
●省エネルギーセンター会長賞
パナソニックSPT株式会社
創意工夫を加えた高効率設備導入等による『省エネモデル工場』への挑戦
本テーマは、配線用配管器具の製造工場において創意工夫を加えた高効率設備導入と運用改善により省エネを達成した事例です。具体的には、
1. 高効率コンプレッサー機への更新とエアー圧損およびエアー漏れ対策の実施
2. 高効率空調機の導入および建屋の断熱化
3. 老朽化した成型機のハイブリッド型への更新
4. 工場・事務所・外灯照明のオールLED化推進
5.省エネパトロールによる83件のエネルギーロス対策提案等を実施し、
2013年度と比較して2019年度のエネルギー使用量を298kl(18.3%)削減、エネルギー原単位は36.4%削減となりました。
https://panasonic.co.jp/ls/pspt/
<関連情報>
・パナソニックのCSR・環境
https://www.panasonic.com/jp/corporate/sustainability.html
・パナソニック環境ビジョン2050
https://www.panasonic.com/jp/corporate/sustainability/eco/vision.html
・2020年度(令和2年度)省エネ大賞 受賞者の決定について(一般財団法人 省エネルギーセンター)
https://www.eccj.or.jp/bigaward/winner20/index.html
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