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スキルアップ研究所、「リスキリングに取り組む際の課題に関する実態調査」の調査結果を発表

PR TIMES / 2024年4月8日 20時40分

リスキリングに取り組まない理由「金銭的負担」が半数



株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社ベンド(本社:東京都千代田区、CEO近藤潔)は、運営する「スキルアップ研究所(https://reskill.gakken.jp/ )」にて、「リスキリングに取り組む際の課題に関する実態調査」を行いましたので、以下に結果を報告いたします。

調査結果全文はこちら:https://reskill.gakken.jp/3377
【調査結果概要】
- リスキリングに取り組まない理由の第1位は金銭的理由
- 時間的理由・学習支援の少なさもネックとなっている
- 社内評価・風潮も影響は大きい
- リスキリングに取り組まない理由と企業の環境整備の至らない点は一致


◼️調査背景
技術進歩と働き方改革により、労働者のスキルアップ(リスキリング)への需要が高まっている。しかし、過去のスキルアップ研究所の調査として実際のリスキリング実施率は低い状況にあることが判明している。

ここに潜む課題を探るべく、スキルアップ研究所では、リスキリングに取り組んでいない人々を対象に調査を行った。本調査では、リスキリングの障壁となる問題点を探り、企業の現状も踏まえながら検証している。

◼️調査結果
◆リスキリングに取り組んでいない1番の理由は金銭面
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2535/6083/2535-6083-c888bb16e58ffcc78fc1b6d794ce4d60-600x717.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

リスキリングに取り組んでいない理由を尋ねた調査では、およそ半数近くの人が「金銭的余裕がない」と回答した。次いで多かった回答は「何をすべきかわからない」と「仕事が忙しすぎて時間がない」であった。

また、複数回答可能とした本設問では、1人あたり平均2.26個の理由を挙げていた。つまり、リスキリングを阻む要因は単一ではなく、複数の障壁が重なっていることが示唆された。
◆金銭的負担の軽減は必須要件
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2535/6083/2535-6083-c52b574616eec20f1de1de100124c956-600x445.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

会社からリスキリングの費用補助があるならば、7割近くの人々が「取り組む」または「取り組みを前向きに検討する」ことが分かった。

これらから、リスキリングにおける金銭的側面が大きな障壁となっていることが改めて明らかになった。会社による費用補助の有無が、リスキリング実施に大きな影響を与えることがこの設問から分かった。

出典:スキルアップ研究所 リスキリング時の助成金の認知・利用に関する実態調査
◆企業によるリードでリスキリングは推進可能
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2535/6083/2535-6083-b168c7a44cd7d34b7af7351192264313-600x474.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

会社からリスキリングで取得すべき資格や取り組むべきことが明示されれば、約8割の人がリスキリングに「取り組む」または「取り組みを前向きに検討する」と回答した。この結果は、具体的な指針が示されるだけで、リスキリング実施率が大幅に向上する可能性を示唆している。

先行調査でも現場の労働者にはリスキリングへの強い関心があることが明らかになっている。今回の調査結果を踏まえると、企業側が適切な指針を示しリスキリングを促進することが重要であることが分かる。労働者のリスキリングへの意欲は高いため、企業がうまくリードすればリスキリング推進が期待できるだろう。

出典:スキルアップ研究所 リスキリングに対する労働者の現場の声に関する調査
◆リスキリングのために追加で週20時間が必要
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2535/6083/2535-6083-3f49f95da9e290e5fa88d61e7358f1bd-600x451.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

調査では、約7割の人々が週に15時間以下しか自由時間を持てないことが明らかになった。つまり、1日たった2時間すら自由時間確保がままならないという実態がある。

このような状況でリスキリングに取り組むのは、心身の健康を脅かす恐れすらあるといえるのではないだろうか。
自由時間の確保がリスキリングを実施する上での大きな障壁となっていることが伺える。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2535/6083/2535-6083-4479eb0b775e4bf84ce44e6b51deef86-600x451.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

さらに、現状の自由時間に加えて1週間にどれくらいの追加時間があればリスキリングに取り組めるかを尋ねたところ、9割以上の人が20時間以下と回答した。つまり、労働者がリスキリングを十分に行うためには、現在の自由時間の約2倍の時間が必要であることが分かった。

個人の努力だけでこれだけの自由時間を確保することは難しい。したがって、労働者がリスキリングに専念できる環境を整備するには、働き方を見直すなど、構造的な改革が不可欠であると言える。十分な自由時間の確保なくしてはリスキリング促進は困難であり、企業を含めた社会全体での取り組みが求められている。
◼️課題と展望
現状、企業側のリスキリング環境の整備は不十分と言わざるを得ず、労働者がリスキリングに取り組まない大きな理由となっている。金銭的負担、時間的制約、企業風土など、リスキリング阻害要因の多くが企業側の環境未整備に起因している。

リスキリングを行った従業員の約6割が、新たに得たスキルを現職で活かしていることから分かるように、企業にとってリスキリング支援は現有人材の生産性向上に直結する。残業削減や学習支援金の提供など、適切なリスキリング環境を企業側が整備することで、従業員のスキルアップ意欲が高まり、ひいては業績向上も期待できる。しかし現状の環境不足は、企業にとって大きな機会損失となっている。

リスキリング環境の改善が企業の大きな課題である。

◼️調査概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/2535/table/6083_1_868a43f18f1d2b365740fb091c9ca274.jpg ]
調査結果の引用・転載について
本レポートの著作権は、株式会社ベンドが保有します。 引用・転載される際は、必ず「スキルアップ研究所調べ」のような形で出典を明記し、本記事(https://reskill.gakken.jp/3377 )のリンクを付してください。 引用・転載されたことにより利用者または第三者に損害その他トラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いません。

◼️大人の学び直しのためのWEBメディア「スキルアップ研究所」
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2535/6083/2535-6083-15594e57c6bf9c8d8deb8da3752c3c45-1021x435.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

スキルアップ研究所は、当社実施のアンケートによる最新の実態調査に基づき、独自のキャリア情報や有益な学習法を紹介しています。

実態調査では、スキルアップ及びリスキリング等に関する現状について、実際にアンケートを実施し、結果をもとに解説しています。現状を分析し、今後、より多くの方が望んだ時にスキルアップに取り組める社会を実現するためには次に何をするべきか、生の声をもとに検討していきます。

キャリア情報や有益な学習法を紹介するページでは、実際にキャリアアップ・スキルアップを目指すにあたって参考となるような情報をお届けしています。
「キャリアアップ・スキルアップに取り組みたいが、次に何をすべきかわからない」という方や、「リスキリングって聞いたことはあるけど自分にもできるのかな」と思っている方に是非読んでいただきたい記事となっています。

スキルアップ研究所:https://reskill.gakken.jp/

【企業情報】
◆株式会社ベンド(Bend Co., Ltd.)
https://reskill.gakken.jp/company
代表取締役:近藤潔
設立:2019年3月1日
資本金:1500万円(資本準備金を含む)
所在:〒102-0083 東京都千代田区麹町5-3-23 日テレ四谷ビル 4F
問い合わせ窓口: info@thebend.jp
■株式会社学研ホールディングス(GAKKEN HOLDINGS CO.,LTD.)
https://www.gakken.co.jp/
・代表取締役社長:宮原博昭
・法人設立年月日:1947年3月31日
・資本金:19,817百万円
・売上高:1,641億円、連結子会社75社(2023年9月期)
     東京証券取引所 プライム市場情報(証券コード:9470)
・所在住所:〒141-8510 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
・電話番号:03-6431-1001(代表)
・事業内容:1946年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社
      教育分野:「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、
           学習教材などの出版・コンテンツ事業、
           教科書・保育用品などの園・学校事業など
      医療福祉分野:サービス付き高齢者向け住宅事業、  
             認知症グループホーム事業、
             保育園・学童などの子育て支援事業など
      グローバル:150か国以上で活動・事業展開


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