新アニメ制作スタジオ「ベルノックスフィルムズ」設立
PR TIMES / 2024年5月10日 22時40分
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛、以下 KADOKAWA)は、新たなアニメーション制作スタジオとして、株式会社ベルノックスフィルムズ(本社:東京都千代田区、代表取締役:梶田浩司、以下 ベルノックスフィルムズ)を設立し、2024年7月1日より営業を開始することをお知らせいたします。
[画像: https://prtimes.jp/i/7006/14689/resize/d7006-14689-2f2bd0f82114fee4374e-0.jpg ]
■背景・目的
KADOKAWAグループは、2028年3月期までの中期経営計画において、多彩なポートフォリオから成るIP(Intellectual Property)を安定的に創出し、世界に広く展開することを中核とした「グローバル・メディアミックス with Technology」の推進を基本戦略としております。またアニメ事業戦略においては、制作力を強化することでタイトル数の増加、および1タイトル当たりの制作話数増などを方針に掲げています。
近年、日本のアニメは世界中で人気を博しており、社会現象を巻き起こすタイトルも数多く登場しています。その人気と比例して、制作本数も年々増加の傾向にあります。しかしその一方で、アニメーション制作に携わる就労人口の数は作品数に対して不足しているのが現状です。そのような状況下でKADOKAWAグループは、業界課題の解決を試みるべく、新たな制作スタイルを取り入れたアニメーション制作会社ベルノックスフィルムズを設立いたします。ベルノックスフィルムズは、株式会社ゴンゾの代表を経て株式会社デイヴィッドプロダクションなどを創業、代表を歴任された梶田浩司氏(代表作:TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ、TVアニメ『はたらく細胞』シリーズ)を中心とするアニメーション制作スタジオで、従来のアニメーション制作における役職や職域にとらわれない新たな仕組みを基に、業界のさらなる発展を目指します。
ベルノックスフィルムズは、KADOKAWAグループとしては子会社の株式会社ENGI、株式会社Studio KADAN、株式会社レイジングブル、そして関連会社の株式会社キネマシトラスに次いで5社目のアニメーション制作スタジオとなります。KADOKAWAグループは今後も、中期経営計画の方針の通り、制作スタジオの強化、新設、M&A、他社との業務提携などにより、良質なアニメ作品を安定的に制作する体制を強化してまいります。
梶田氏は「私は実際の制作活動を通じて、アニメーション制作業界を“システム的”で“合理的”なものにし、より“柔軟に成長”できるように尽力していきたいと思います。業界に貢献できるよう、ベルノックスフィルムズは“役に立つ作品作り”を実践してまいります」という熱意と意気込みのもと、すでに新組織の組成に着手しております。
アニメ業界のさらなる発展のため、梶田氏とともに、KADOKAWAグループはアニメーション制作における良い環境づくりに取り組み、クオリティの高い作品を作り続けていくことを目指します。
株式会社ベルノックスフィルムズ概要
会社名:株式会社ベルノックスフィルムズ(英文表記 BELLNOX FILMS Co. Ltd.)
所在地:東京都千代田区富士見二丁目13番3号
代表者:梶田浩司(代表取締役社長)
設立年月日:2024年5月(予定) ※2024年7月1日より営業開始
事業内容:アニメーション制作事業全般
URL:https://bellnoxfilms.jp/
■株式会社ベルノックスフィルムズ 代表取締役社長 梶田浩司 コメント(全文)
「私はこれまで、夢をもってアニメーション制作業界に就業したスタッフが、将来に不安を覚えて業界を去っていく後ろ姿を幾度となく見てきました。何故だろう?と改めて考えてみると、価値観、ビジネスモデル、制作工程、組織、システム、育成など、あらゆる側面に“属人的”で“非合理的”な傾向がみられ、業界の体制や文化が“硬直して停滞”していることに気づかされました。私は実際の制作活動を通じて、アニメーション制作業界を“システム的”で“合理的”なものにし、より“柔軟に成長”できるように尽力していきたいと思います。業界に貢献できるよう、ベルノックスフィルムズは“役に立つ作品作り”を実践してまいります」
■株式会社KADOKAWA 執行役 Chief Anime Officer(CAO)菊池剛 コメント
「KADOKAWAグループは、アニメーションの企画・販売だけでなく、制作にも携わることで、業界課題の解決と持続可能な発展に寄与してまいります。今回設立するベルノックスフィルムズについても、制作体制の仕組み化などで業務をアップデートし、クオリティの高い作品を生み出すことを目指しております」
■業績への影響
本件が当期の連結業績に与える影響は軽微です。
■株式会社KADOKAWAについて
出版、映像、ゲーム、Webサービス、教育、ところざわサクラタウンを中心としたIP体験施設の運営など、幅広い事業を展開する総合エンターテインメント企業です。優れたIP(Intellectual Property)を安定的に創出し、さまざまな形で世界に届ける「グローバル・メディアミックス」戦略を、テクノロジーの活用により実践しております。
https://group.kadokawa.co.jp/
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