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今季全休のクレイ・トンプソン、ウォリアーズが結んだ再契約は史上ワースト例のひとつ?

NBA Rakuten / 2020年6月17日 7時30分



怪我から完全復活できなかった時のリスクは大きいと米記者が指摘


ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンは、昨年6月のNBAファイナル第6戦で左膝前十字靭帯を断裂。長いリハビリ生活を送り、今季はシーズン全休となった。

それでもウォリアーズは昨年7月、“手負い”のトンプソンと5年総額1億9000万ドル(約204億円)で再契約している。今季はエースのステフィン・カリーに次ぐチーム2位の年俸3270万ドル(約35億円)ながら1試合もプレイできず、今後4年間もリーグトップクラスの高給を受け取ることになっている。来季での完全復活が期待されるが、本来の姿を取り戻せなかった時の影響は計り知れないだろう。

『The Athletic』のセス・パートナウ記者は、同メディアに所属する複数人の記者がウォリアーズの今後について分析をした記事で、もしトンプソンが選手として後退するのであれば、その契約は“リーグでも最悪の契約のひとつ”になると主張。パートナウ記者は「前十字靭帯断裂からの再起を目指す30歳は、その候補だと言わざるを得ない」と語り、同僚のダニー・ルルー記者も「トンプソンが復活できなければ、チームが上位を狙える可能性に大きな影響が生じ、アンドリュー・ウィギンズらによりプレッシャーがかかるだろう」と指摘した。

その一方で、同記事を取り上げた『NBC Sports Bay Area』のドリュー・シラー記者は「契約の是非を判断するのは時期尚早」と意見を述べている。

「来年2月に31歳。以前の状態に戻るとは限らない。トンプソンは怪我をした昨季、キャリアで最高のバスケットボールをしていると自負していた。つまり80~90%まで回復しても、悪い契約とみなすこともできる。でも、彼自身は『すべての人が間違っていると再び証明したい』と考えている」

キャリア平均19.5得点、歴代18位の通算3ポイント成功数1798本を誇るトンプソンの復活の行方に注目が集まる。



(C)2020 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.



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