ダーク・ノビツキーが現役引退を発表

ダーク・ノビツキーが現役引退を発表した

現地4月9日、現役引退を発表したダーク・ノビツキーに向けて、ダラス・マーベリックスのファンは「M-V-P！」という声援を送った。

今シーズンのホーム最終戦を見届けるために集まった超満員のマーベリックス・ファンに、ノビツキーは「みなさんのご想像通り、これが私にとって最後のホームゲームです」と語った。

こうして、マーベリックス一筋で21年間プレーしたノビツキーのキャリアは幕を閉じた。無名の外国人選手としてマーベリックスに入団したノビツキーは、身長の高さと柔らかなシュートタッチを兼ね備えたプレーで頭角を現し、シーズンMVPやNBAチャンピオンに輝く素晴らしいキャリアを送った。マーベリックスは、彼のおかげで強豪になったと言っても過言ではない。

さらにノビツキーは観客に向けて「今までには何度も浮き沈みがあったけれど、ファンの皆さんはいつでも私を支えてくれた。とても感謝しています」とコメントした。

その言葉に応えるように、マーベリックスのファンは今度は「THANK YOU DIRK」という一際心温まる声援を送った。

この日のセレモニーには、ラリー・バード、チャールズ・バークリー、スコッティ・ピッペン、デトレフ・シュレンプ、ショーン・ケンプら伝説的なフォワード選手たちも訪れ、ノビツキーの功績を讃えた。彼らのような偉大なフォワード選手たちの中でも、キャリア通算で3万得点以上を記録したのはノビツキーただ1人だ。

スピーチの最後に、マーベリックスで数々の伝説を作ったドイツ出身のノビツキーは、現役引退後もダラスに残ることを明言した。

「ダラスは私の新たな故郷になりました。私は20年以上前にドイツを離れ、テキサスの人間になったのです」

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