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月城かなと 宝塚退団後初のコンサート『de ja Vu』への意気込み:インタビュー前編

Rエンタメディア / 2024年11月9日 10時0分

―今日お会いして、すごく柔らかい雰囲気になられているなと感じました。コンサートにもそういったお心の内が出るのかなと想像します。

そうですね。でも、曲などによって変えられるようにはいたいと思います。「私はこうなりました」と一色で見せるのではなくて、曲や場面によって全然違う、それが「あ!de ja Vu!」と思ってもらえれば嬉しいです。

―男役から女性へ、さらに個人として変化していく途中を見せたいということですが、今はどのような心境というか、どの地点でしょうか?

女性になると言っても、宝塚時代も自分は男だと思って生きていたわけじゃないので、多分中身の部分はそんなに変わらないんですよね。今、女性らしさや男性らしさが、そんなにはっきり分かれていないようにも思います。私自身は変わらないと言いつつも、いろんな経験をして、いろんな考え方が今後増えていくと思うんです。それを今回だけに限らず、今後皆さまの前に立ち続ける限りは、こういう場が続いていけばいいなと。それを「男役からちょっと女性になったね」とか、そういうことではない、私のどんな引き出しが増えて、どういう風に感じるようになったのかということを、一緒に楽しみにしていただけるようなきっかけになればいいなと思います。

―成長していく過程ということですね。

そうですね。人として成長していく過程を、これからもファンの方に一緒に楽しみにしていただきたいと思い、このタイミングにしました。今、実際に過ごしてみても、自分が何か大きく別の人間になるという感覚はまったくなくて。でも、毎日違う方とお仕事する上でいろいろ感じることや、こういう風に皆さん毎日お仕事されているんだとか、新しい発見がたくさんあって。日々の中でも、昼間に歩くとこんなに暑いんだとか、そういう本当に小さいことを感じて、そうしたら、次は昼間の曲を歌う時に感じることが全然違うかもしれないじゃないですか。そういう感じですね。根本は変わらず、そこにいろんな新しい要素がくっついていくというのを一緒に感じてもらえれば嬉しいですし、そういう機会がこれからも続いていけばいいなと思います。その第一段階という感じです。

―構成・演出・振付は港さんが担当されますが、港さんから言われた言葉や、相談したことなどがあれば、教えてください。

港先生は本当に快く受けてくださって、先生が創る世界観満載のコンサートになっていると思います。自分で考えるのもひとつの方法かなとは思いますが、可能性が狭まってしまうでしょうし、港先生が創る世界観を存分に楽しみたいと思ったので、演出に関してはお任せしています。先生が宝塚で私を担当してくださった時に、宝塚という制約の中でできなかったもの、その枠を超えたものを一緒に作りたいと思います。お稽古が始まってみて、実際どうなっているのか、ダンサーの方やコーラスの方に出ていただいて、その方たちとどうやって場面を作っていけるのか、すごく楽しみにしています。構成に関しても、先生がいつもノートを持って、それに書き留めていらっしゃるんですよ。お話したことと言えば、好きな色や、どんな曲が好きかというくらいで、それを元に先生が考えてくださったので、楽しみにしている段階です。

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