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江口洋介×蒔田彩珠インタビュー ドラマ『誰かがこの町で』出演

Rエンタメディア / 2024年12月5日 10時0分

江口:(小声で)もっと言って!(笑)

蒔田:本当に、全然違う江口さんだなって。それと、こんなに早くまた共演させてもらえるとは思っていなかったので、私もすごく撮影を楽しみにしていました。

――今作は、かなりシリアスというか重いテーマの作品になっています。台本を読んだ印象は?

江口:“ある町に起こった集団による同調圧力と忖度の恐怖を描いた社会派ミステリー”という謳い文句の作品ということで、すぐに興味を持ちました。こういう忖度というか、“同調圧力”による集団の事件というのは現実の世界でも多く起こっていると思います。見て見ぬふりをすることから始まってしまうので、最近では映画の題材にも取り上げられることも増えてきているような気がします。こういう作品を見ることで、刺激されて自分の周りを見回したりするような感じにもなると思うんですよ。そんなふうにして自分を保っていく時代が来てるのかなって。WOWOWさんのドラマって、政治や企業をテーマにした社会派作品が多いと思うんですが、この作品は政治ではないけど、より身近なところで起こる問題や事件を取り上げていて、これも社会派ドラマだと思います。

蒔田:一つの町で起きた出来事を取り上げていますけど、町に限らず、マンションとか、どこでも起こり得ることだなって思いますし、実際に程度の差はあっても似たようなことがたくさん起こっているんじゃないかと思いました。なので、こういう世界を想像しにくいということはなかったです。

江口:確かにどこでも起こり得ることだし、リアリティがあって想像することは難しくないよね。僕の場合、撮影で難しかったのは説明台詞が多かったことかな。彼女は説明台詞がないので「いいなぁ」って思ってました(笑)。

蒔田:そうですね。説明が多くて大変そうだなって。“副地区長”とか(笑)。

江口:そうそう。“副地区長”とか言いづらくてしょうがなかった(笑)。刑事ドラマも黒板とかホワイトボードを背にして「被害者は…」とか説明するシーンがあったりしますけど、このドラマは普通の日本家屋で正座しながら説明するので、撮影する前から「これは大変だぞ」って思いました。でも、このドラマ的に説明は重要なので、大きな演技をせずにそれを明確に伝える方がいいなと思ったので、撮影ではそういうスタンスで取り組みました。

蒔田:私が演じる役は、身内がいなくて、だからこそ自分の家族について調べたいという気持ちを持っている子なんですけど、それは今まで演じたことのない役でした。どういう子なのか台本を読みながら色々想像して、“自分の過去について”というところにフォーカスした役作りをしました。

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