中国外交部、国内外のビザ利便化措置について説明

中国外交部の毛寧報道官は8日の定例記者会見で、中国の対外的なビザ政策が上げた成果や中国公民の「出国往来」の利便化について、外交部がどのような措置を取っているかについて説明しました。写真はタイ。

中国外交部の毛寧報道官は8日の定例記者会見で、中国の対外的なビザ政策が上げた成果や中国公民の「出国往来」の利便化について、外交部がどのような措置を取っているかについて説明しました。

毛報道官は、「外交部は過去1年、質の高い発展とハイレベルな対外開放に資するため、中国と外国との往来の利便化のための一連の新たな措置を打ち出した。中国は現在、157カ国とさまざまな種類のパスポート所持者についての相互ビザ免除協定を締結し、44カ国とビザ手続きの簡略化協定または取り決めを締結している。また、23カ国とは全面的なビザ相互免除協定を結んでいる。このほか、60以上の国と地域が中国国民にビザ免除や到着ビザ待遇を与えており、中国国民の『海外に行きたければいつでも行ける』はいっそう便利になっている」と述べました。

毛報道官は、「直近の辰（たつ）年の春節には、航空路の再開と相互ビザ免除政策の恩恵を受け、中国国民の海外旅行者数と外国人の中国旅行者数、親族訪問帰省者数はいずれも著しく増加した。全面的な『ビザ免除時代』に入った『中国・シンガポール・マレーシア・タイ』を例にとると、この3カ国への中国人観光客の訪問数はほぼ2019年春節の水準まで回復しており、この3カ国からの中国訪問者数は2019年春節と比べ15％増加し、友好交流と心のつながりを大いに促進している」と説明しました。（提供/CRI）