父親に叱られた小4男児、「父が銃を所持している」と警察に通報―中国

中国南西部の貴州省遵義市務川コーラオ族ミャオ族自治県でこのほど、父親に叱られた小学4年生の男児が、「父が銃を所持している」と警察に通報するということがあった。

中国メディアによると、中国南西部の貴州省遵義市務川コーラオ族ミャオ族自治県でこのほど、父親に叱られた小学4年生の男児が、「父が銃を所持している」と警察に通報するということがあった。同省の公安庁が25日、明らかにした。

父親は東部沿海の浙江省に出稼ぎ中で、男児が学校に行きたくないと母親と大げんかしたことを知り、男児と電話で話し合ったものの「実りがなかった」ため叱責し、実家に戻って「灸をすえる」ことを決めた。

男児は電話を切った後、恐怖を感じ、父親に対してどのように「報復」するかを考えた。以前、学校で警察官が「銃を隠し持ってはいけない」と話したこと、父親が自宅の屋根裏部屋に銃を置いているのを見たことを思い出し、警察に通報した。

通報を受けた警察が、男児の自宅を捜索し、父親が狩猟用に改造したネイルガンや鋼球などを押収した。

警察は父親に対し刑事強制措置を取り、男児に対しては学ぶことの大切さを言い聞かせたという。（翻訳・編集/柳川）