中国初の自動運航船が年内に引き渡しへ、自動離着岸やスマート衝突回避機能搭載
Record China / 2024年3月27日 10時30分
中国が独自の知的財産権を備えた自動運航船の引き渡しが年内にも行われるというニュースが最近、幅広い注目を集めている。
中国が独自の知的財産権を備えた自動運航船の引き渡しが年内にも行われるというニュースが最近、幅広い注目を集めている。
大連海事大学のスマート研究・実習両用船は、世界初の自動航行、遠隔操作、自動操縦といった機能を備えた科学研究・実習船となっている。海事規則や航行ビッグデータに基づいた船舶スマート意思決定モデルと自動離着岸システムが搭載されており、航路の最適化とスマート衝突回避機能を備え、あらゆる海域での自動航行を可能にしている。
同船は長さ69.83メートル、幅10.9メートルで、巡航速度は17.5ノット、排水量は1430トン。1500キロワット(kW)デュアル全電動ポッド2基によって前進する。また、1520kWのディーゼルユニット3台が電力を供給し、サイドスラスターとフィンスタビライザーも搭載されている。定員は50人。
風浪階級4(波高1.25~2.5メートル)における科学研究・教育を実現し、風浪階級6(波高4-6メートル)でも安全に帰港することができる。
同船は現在、係留設備のテスト段階にあり、係留テストマニュアルに基づいて係留テストが実施されている。順調に進められれば、今年5月には航行テストに入り、6月末には引き渡しが行われる予定だ。そして、スマート試験、科学研究、スマート化教育の段階に入る。
計画では、引き渡し後の半年以内に海岸施設での遠隔操作を実施し、1年後には船の上で人が見守る中、自動運航試験が行われることになっている。スマートシステムのソフトウェアがアップグレードするにつれて、さらにレベルの高いスマート機能が次第に実現されることになる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
船も「スマホ化」? ついに建造「EVコンテナ船」海運を変えるか 電気も“貨物”!? 永遠に古びないかもしれないコンセプトとは
乗りものニュース / 2024年5月1日 9時42分
-
中国初の河川・海洋全域LNG輸送バンカリング船が引き渡し
Record China / 2024年4月29日 14時30分
-
中国初の深海多機能科学調査・文化財考古用船舶、正式にドック出し
Record China / 2024年4月22日 20時30分
-
【プレスリリース】英国と日本、自律運航船実現への加速に向けた取り組みで合意
@Press / 2024年4月10日 18時20分
-
安全離着岸支援システム「係船索張力監視装置」の販売開始 ~係船作業のデータ化による作業効率および安全性向上を実現~
Digital PR Platform / 2024年4月8日 11時3分
ランキング
-
1日本の名目GDP、2025年にインドに抜かれ世界5位へ…円安でドル換算が目減り
読売新聞 / 2024年5月5日 18時59分
-
2相鉄線「屈指の閑散駅」ついに一新へ! 大幅イメチェン&新改札も 完成時期は?
乗りものニュース / 2024年5月4日 8時42分
-
3投資家・バフェット氏、AIによる詐欺「史上最高の成長産業になる」…皮肉を込め警鐘
読売新聞 / 2024年5月5日 19時57分
-
4低所得国支援に1620億円 鈴木財務相、ADB総会誘致表明
共同通信 / 2024年5月5日 22時51分
-
5「週5日労働がふつう」は大間違いである…仕事でへとへとになってしまう人に決定的に欠けている視点
プレジデントオンライン / 2024年5月5日 15時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください