中国の月探査機「嫦娥7号」にタイの宇宙気象モニター搭載へ
Record China / 2024年4月8日 16時30分
中国国家航天局・月探査・宇宙飛行センターの関鋒センター長は中国の月探査機「嫦娥7号」にタイの宇宙気象モニターを搭載すると述べた。資料写真。
中国国家航天局・月探査・宇宙飛行センターの関鋒(グワン・フォン)センター長は5日、「月探査機『嫦娥7号』や『嫦娥8号』に搭載する科学機器を世界に向けて募集して以来、タイからの申請を受け取った。『嫦娥7号』には、タイの高等教育科学研究革新省と国立天文学研究所が共同で開発した宇宙気象モニターを搭載することが決まった。同科学機器は宇宙電波や宇宙天気を月から観測できる」と明らかにした。中国新聞社が伝えた。
国際月面研究ステーション(ILRS)の建設の進捗状況について、関センター長は、「中国は現在、月探査4期プロジェクトを実施している。その主な目標はILRSの基本モデルを構築することだ。その後のILRSのミッションについては現在、踏み込んだ論証が行われている。国際協力の面を見ると、中国はすでに10以上の国や国際組織と協力協定書に調印した。さらに多くの国や国際組織が、中国と共に話し合い、共に建設し、共に分かち合い、共に人類の月面研究ステーションを構築することを歓迎する」と語った。
現時点で、多くの国がILRS建設に参加する意向を示している。関センター長は、「広大な宇宙を探索するというのは、全人類共通の夢。月探査を通して、月の成り立ちや地球と月の関係といった科学的な問題の答えを見つけることができるほか、月の資源を利用できるのかについての答えを得ることもできる。例えば、月のヘリウム3は採掘できるのか、月の土でも野菜は育つのかといった問題の答えだ。現時点で、月探査は依然として、単発ミッションがメインだ。しかし、それらの問題の答えを得るためには、将来的に、大規模で、周期の長い科学調査を月で展開することが必要となる。それも、中国が『ILRS』の共同建設イニシアティブを打ち出した理由の一つだ」とした。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
中国、月裏側へ無人探査機 世界初の試料持ち帰り計画
共同通信 / 2024年5月3日 20時22分
-
中国が月の高精度地図を公開、米NASA長官「自国領土と主張する可能性も」と懸念
Record China / 2024年4月27日 5時0分
-
国際月面研究ステーション、新たに三つのメンバー―中国メディア
Record China / 2024年4月26日 11時30分
-
中国、有人宇宙船打ち上げ 35年までに月面基地完成
共同通信 / 2024年4月25日 22時42分
-
中国とタイ、宇宙空間の平和利用と月面基地に関する協定に調印
ロイター / 2024年4月5日 19時11分
ランキング
-
1ロンドン市長選の投票実施 開票は4日、3選目指すカーン氏に「排ガス規制」のアキレス腱
産経ニュース / 2024年5月2日 16時28分
-
2トルコ政府、イスラエルとの輸出入を“全て停止”と発表 「パレスチナにおける人道的な状況がさらに悪化」のため
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月3日 9時53分
-
3韓国慰安婦訴訟で追加提訴 日本政府に損害賠償請求
共同通信 / 2024年5月3日 17時6分
-
4「米大学は憎しみと反ユダヤ主義で汚染」 イスラエル大統領
AFPBB News / 2024年5月3日 14時42分
-
5世界初 「月の裏側のサンプル採取」に挑戦 中国の無人月面探査機発射成功
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月3日 20時44分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください