建設中の原子力発電ユニット、数と設備容量ともに世界一を維持―中国

中国が建設中の原子力発電ユニットは26基で、総設備容量は3030万キロワットに上り、数と設備容量においていずれも引き続き世界一を維持しているということです。

中国原子力業界協会は15日、「中国原子力発展報告2024」青書を発表しました。この青書は、原子力発電の運行、プロジェクト建設、科学技術イノベーションなどの面から現在の中国原子力業界の発展状況を総括・分析するものです。青書によると、現在までに中国が建設中の原子力発電ユニットは26基で、総設備容量は3030万キロワットに上り、数と設備容量においていずれも引き続き世界一を維持しているということです。

近年、中国の原発発電量は増加を続けており、2023年には世界2位となる4333億7100万キロワット時に達しています。これは1億3000万トン以上に及ぶ標準炭の燃焼削減に相当します。また、中国の原発安全運転も国際的な先進水準を維持し続けており、2023年には中国の原発のうち、世界原子力発電事業者協会の総合指数で満点に達した発電ユニットは33基に達し、米国やロシアなどの主要原発国を上回ったということです。（提供/CRI）