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ココシリで今年のチルーの繁殖移動が開始

Record China / 2024年5月8日 17時20分

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ココシリで今年のチルーの繁殖移動が始まった。

中国青海省にある三江源国家公園管理局(国立自然保護区)は7日、中国最大の無人区である西部青海省の可可西里(ココシリ)では、国家1級保護動物のチルー(チベットカモシカ)の年に一度の大規模な繁殖移動が始まったと明らかにしました。この日の午前10時17分、47頭のチルーが今年初めて109国道を通過し、ココシリ管理処五道梁保護ステーション付近からココシリ奥地に向かいました。

ココシリは青海省とチベット北部に位置し、チルーの移動は世界で最も壮観な有蹄類の大移動の一つとされています。国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種の評価では、チルーはすでに「深刻な危機とされる種」を乗り越え、「絶滅の脅威にある」種類から、「準絶滅危惧」に下げられました。チルーの保護も専門家から「人類が野生動物保護に参加した最も成功した例の一つ」と評価されています。

五道梁保護ステーションを主とする各末端保護ステーションは、短い交通規制、クラクション禁止、巡回救助などの有効な措置を取り、チルーの群れが109国道を安全に通過し、無事に移動するよう護衛に取り組んでいます。同時に、各保護ステーションはチルーの移動時間や頭数、関連データに対してモニタリングと統計をおこなっています。

また、青海省・曲麻莱県のチルー保護隊の30人の保護員も、5人1組の体制で、チルーの群れから300メートルの安全距離を維持しながら、チルーのココシリ奥地への移動を保護しています。

チルーは主に中国の青海チベット高原に生息し、生息地は海抜3250~5500メートルとなっています。雌のチルーは、冬の交配地から夏の出産地まで年間300キロ移動しています。現存するチルーの個体群の数は約7万~10万頭です。(提供/CRI)

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