「カップルの同棲にHPV検査が必要」が中国SNSで大きな話題に
Record China / 2024年5月10日 20時30分
「カップルの同棲にHPV検査が必要」との投稿が中国SNSで大きな話題になっています。資料写真。
中国の健康ブロガー・許超医師が最近、中国のSNSである「微博(ウェイボー)」でシェアした、「彼女に同棲しようと相談したら、HPV(ヒトパピローマウイルス)を検査するよう強く求められた。彼女の健康のために必要だと言われた。私はあまり病院に行きたくない。検査をして深刻な状況があった場合、彼女が同棲を拒否するのではないかと心配だ」との投稿が大いに注目されることになりました。
ネットユーザーたちは同投稿について自分の考えを次々に発表しています。「双方が検査をすれば、双方にとって有益無害だ。検査を受ける勇気がないことはかえって、自分にやましいことがあると恐れているように思える」「自分にも相手にも責任を持つ態度で、一方が同棲する前の性感染症に関する全面検査を要求することは完全に合理的で、受け入れられる。積極的に対応すべきだ。あれこれ言い訳して断るべきではない。そうでないなら、『心にやましいところがある』かもしれない」などと書き込みが寄せられました。
HPVは皮膚病や性感染症の原因として知られるウイルスです。性的接触によって感染することがあり、子宮頸がんや他のがんを引き起こす可能性もあります。女性特有の悪性腫瘍の中で子宮頸がんの発症率は乳がんに次いでおり、子宮頸がんは多くの場合にHPV感染によるものです。世界保健機関(WHO)の下部組織である国際がん研究機関(IARC)が2021年に発表した中国のHPV感染と関連疾患報告によれば、2020年に中国で15~44歳の女性にとって、腫瘍の中で子宮頸がんの発症率と死亡率がいずれも第3位でした。中国人女性の子宮頸がんの約98%はハイリスク型HPVによるものだということです。
「同棲前のHPV検査を支持する」という中国のネットユーザーたちの書き込みからは、同棲生活は2人の生活習慣や健康状態とより緊密に絡み合う見方が反映されています。片方がHPVに感染していれば、同棲により交差感染のリスクが高まるとして、HPV検査を行うことは自分の健康に対する責任であり、同棲相手に責任を負う態度でもあるとみられています。(提供/CRI)
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