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「スポーツワゴン」も新鮮だった、初代スバル『インプレッサ』【懐かしのカーカタログ】

レスポンス / 2023年3月5日 16時0分

今春発売、先行予約が始まった6代目スバル『インプレッサ』。車名から“スポーツ”の名が外されたが、この呼称は初代の“スポーツワゴン”が最初だった。そこで今回は登場時の初代インプレッサを振り返ってみたい。


初代インプレッサの発売は1992年11月(発表は同年10月)。1989年登場の『レガシィ』よりもひと回りコンパクトな位置づけで、クラスとしては『カローラ』『シビック』などと同じ市場への投入となった。ボディタイプは“ハードトップセダン”と呼ばれた4ドアと“スポーツワゴン”の2種が用意された。


“フローイングライン”と言われた、水鳥が頭を低くして飛ぶ姿をイメージしたスタイルは、女性ユーザーも意識したものだったといい、直線基調のレガシィとはまったく趣の異なるもの。カド丸、曲面を用いた全体にまろやかで優しい雰囲気をもち、ボディサイズに比して全高をとったプロポーションも独特だった。


スポーツワゴンはリヤセクションに曲面ガラスを用いるなどし、ハードトップセダン以上の個性をアピールしながら、レガシィ・ツーリングワゴンとは文脈を異にした、当時としてカジュアルかつ斬新なキャラクターが与えられた。


搭載エンジンは水平対向の1.5/1.6/1.8リットル(1.8リットルはハードトップセダンのみ)の設定。このうち1.5(EJ15型)と1.6(EJ16型)がストローク65.8mmで、1.6は1.8(EJ18型)とボア(87.9mm)を共通とした。バリエーションは、ハードトップセダンには1.8/1.6リットル・4WDと1.5リットル・FF、一方のスポーツワゴンは1.8リットル・4WDと1.6リットル・FFの展開。


4WD車はATが電子制御フルタイム4WD、MT車はビスカスLSD付きセンターデフ方式フルタイム4WD。サスペンションは4輪ストラットで、スポーツワゴンには何と車高調整機構付きのエアサスの設定もあった。2ドアクーペの“リトナ”の登場は1995年。


さらにあの“WRX”も初代から設定された。搭載エンジンは2リットルDOHC“EJ20型”で、空冷インタークーラーターボ仕様の当初のスペックは最高出力240ps/6000rpm、最大トルク31.0kg-m/5000rpm。ラリーのベース車両の“WRX type RA”も併せて用意され、こちらはインタークーラーウォータースプレー、クロスミッション、ラリータイプのスポーツサスペンションなどを備え、装備類が大幅に簡素化されたモデルだった。1993年にはスポーツワゴンにもWRXが登場している。


最初のカタログの表紙は赤(スポーツワゴン)、紺(ハードトップセダン)、モノトーン(WRX)でクッキリと異なるデザイン。レガシィ以降の新しいスバルの商品群の一翼を担うクルマとして登場。今見ると、当時とはまた違った味わいで、新鮮な印象をもつ気がする。

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