【F1 メキシコGP】フェルスタッペンがプロストに並ぶ51勝目を記録…年間最多勝利も16勝に更新
レスポンス / 2023年10月30日 13時30分
メキシコシティのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで現地時間の30日、F1第20戦メキシコGPの決勝レースが行われ、スタートでトップに立ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が今季16勝目となる勝利を飾った。
予選ではフェラーリが速さをみせ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジション、カルロス・サインツ(フェラーリ)が2番グリッドを獲得した。すでにチャンピオンを決めているマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は3番手。そして予選で好調だったアルファタウリ・ホンダのダニエル・リカルドが4番グリッドを獲得した。
決勝レースは71周。スタートでフェルスタッペンは一気にサインツを抜き、トップのルクレールに並んだ。それよりも素晴らしいスタートを見せたのは5番グリッドスタートのセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)。リカルドとサインツを抜いて、ルクレール、フェルスタッペンと並んで1コーナーにアプローチした。
しかし3ワイドで駆け抜けるのは難しい1コーナー。真ん中のルクレールとコーナーイン側となる右に居るフェルスタッペンとの距離は数センチ、アウト側となるペレスとの距離も数センチ。1コーナーにアプローチする際にはその距離はマイナスとなり、ルクレールとペレスが接触してしまった。
これでペレスのマシンは跳ね上がりコースアウト。ピットに戻ることはできたがリタイヤとなってしまった。数センチの3ワイドバトルながらも接触を免れたフェルスタッペンはトップに上がり、ルクレールはマシンにダメージを負いながらも2位を走行した。
トップを走るフェルスタッペンは19周目にピットイン。タイヤをミディアムからハードに履き替え、7位でコースに戻った。
3位を走行していたルイス・ハミルトン(メルセデス)が24周目、2位のサインツが30周目、トップのルクレールが31周目にピットイン。これでハミルトンはサインツの前に出ることに成功し、上位のオーダーはフェルスタッペン、ルクレール、ハミルトン、サインツの順となった。
35周目、ケビン・マグヌッセン(ハース)のアクシデントによりセフティーカーランとなり直後にレッドフラッグが提示され、レースは一時中断となった。
このタイミングで全車タイヤ交換を行ったが、上位はほぼハードタイヤを選択した中、3位のハミルトンだけミディアムタイヤを選択し、レース再開直後にルクレールを抜いて2位に浮上。トップのフェルスタッペンを追った。
しかし、フェルスタッペンは中古のハードタイヤにも関わらずハミルトンより速いラップタイムで走行。最終的に15秒もの差をつけて、フェルスタッペンが自身の記録を更新する、前人未到のシーズン16勝目を記録した。
2位はハミルトン。ランキング2位のペレスがリタイヤしたことにより、ハミルトンはペレスまで20ポイント差となった。残り3戦、すでにフェルスタッペンがチャンピオンを決めているが、誰がそれに続くランキング2位を獲得するか、まだまだわからない状況となった。
3位はルクレール、4位はサインツ。以下、ランド・ノリス(マクラーレン)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、と続いた。
■リカルドが7位入賞でアルファタウリ・ホンダはランキング8位に浮上
ホンダRBPTパワーユニットを積むマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が優勝したが、地元GPを迎えたセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)は1周目リタイヤとなってしまった。もう一つのチーム、アルファタウリ・ホンダは、パワーユニット交換で後方グリッドスタートが決まっていた角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が、予選でチームメイトのダニエル・リカルド(アルファタウリ・ホンダ)のタイムアタックをサポートし、Q2では自身のタイムアタックを捨ててリカルドにスリップストリームを与えた。その結果リカルドはQ3に進出。そして4番グリッドを獲得した。
最終的にリカルドは7位フィニッシュ。これにより6ポイントを加算したアルファタウリ・ホンダは、コンストラクターズランキングが10位から8位に躍進した。
角田裕毅は予選でリカルドのサポートに徹し15番手。パワーユニット交換のペナルティで18番グリッドからスタートした。レースペースは速く、レース中断時には8位を走行。しかし49周目に接触してスピンを喫しポジションダウン。最終的に12位でフィニッシュした。
次戦、F1第21戦サンパウロGPは、11月3日から5日(現地時間)の日程で、ブラジル・サンパウロのインテルラゴスサーキットを舞台に開催される
■メキシコGP決勝レース結果
1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
3.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
4.カルロス・サインツ(フェラーリ)
5.ランド・ノリス(マクラーレン)
6.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
7.ダニエル・リカルド(アルファタウリ・ホンダ)
8.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
9.アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)
10.エステバン・オコン(アルピーヌ)
11.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
12.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
13.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
14.周冠宇(アルファロメオ)
15.バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
16.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
17.ランス・ストロール(アストンマーティン)
以上完走
--.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
--.ケビン・マグヌッセン(ハース)
--.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
F1追突事故に思わず吹き出す「オーマイガー!」 王者フェルスタッペン絶句「僕のせいだ」
THE ANSWER / 2024年4月22日 11時3分
-
退屈なF1を「ツノダだけが救える」 英老舗誌が大絶賛、王者レッドブルにも異例の提言「連れてくる時だ」
THE ANSWER / 2024年4月13日 7時13分
-
F1日本GPで生まれた“速すぎる1枚”に海外驚き タイヤ交換が「やばくなってる」「猛烈だ」
THE ANSWER / 2024年4月11日 18時3分
-
【F1 日本GP】初の春開催はフェルスタッペンが優勝…レッドブル・ホンダが1-2フィニッシュ
レスポンス / 2024年4月7日 21時15分
-
【F1】RB角田裕毅が最も印象的なドライバー決める日本GP「DOD」で2位に躍進
東スポWEB / 2024年4月7日 19時7分
ランキング
-
1世界屈指の問題児ボクサーに…薬物違反でも笑うガルシアに非難殺到「相手に重傷を負わせたかも」
THE ANSWER / 2024年5月3日 8時13分
-
2真美子夫人の指輪を拡大すると「好感度高い」 大谷翔平との違いに目を凝らすXユーザー続出
THE ANSWER / 2024年5月3日 15時3分
-
3佐藤輝明のバッティングに掛布雅之氏が喝 「気持ちが前に出ない三振を繰り返すなら…」
Sirabee / 2024年5月2日 18時0分
-
4ド軍にまた日系企業…木下グループと複数年契約 4月から7社目、止まらぬ大谷効果
Full-Count / 2024年5月3日 7時15分
-
5新体操、日本は5大会連続の五輪出場ならず わずか1・2点差で涙 ラストチャンスに懸けるも切符逃す
スポーツ報知 / 2024年5月2日 20時59分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください