AIオンデマンド交通システムを用いた「従業員送迎シャトル」、京セラとCommunity Mobilityが実証運行開始

京セラとCommunity Mobilityは、AIオンデマンド交通システムを用いた「従業員送迎シャトル」の実証運行を4月1日より開始した。

京セラの鹿児島川内工場周辺では、従業員がマイカーで通勤することによる朝夕の渋滞が問題となっている。また、地域のマイカー依存度が高く、通勤手段の選択肢が限られている状況だ。この課題に対応するため、工場と従業員寮を結ぶ送迎シャトルを導入し、通勤の利便性向上と渋滞緩和を目指す。

送迎シャトルは、アプリを通じて事前予約が可能で、乗車場所での待ち時間を削減し、スムーズな乗車体験を提供する。また、退勤時には商業施設に立ち寄りやすい降車場所を設けることで、従業員の満足度向上も図られる。

実証運行は約300名の従業員を対象に、4月1日から9月30日まで大型バス2台を運行。運行スケジュールや乗車場所の最適化を進める。また、将来的には、この送迎シャトルを地域住民にも開放し、地域全体の移動手段の活性化と共創を目指す。