新型電動ミニバン、ジーリーの新ブランド「ジーカー」が発表
レスポンス / 2024年4月30日 8時30分
ジーリー(吉利)ホールディンググループの高級電動車ブランド「ジーカー」が、新たな技術「SEA-Mアーキテクチャ」と、その上に構築された初のモデル、ジーカー『MIX』(Zeekr MIX)を北京モーターショー2024で発表した。
SEA-Mアーキテクチャは、オリジナルの「サステナブル・エクスペリエンス・アーキテクチャ(SEA)」から派生したもので、乗用車から商用車まで幅広いモビリティ製品に対応する高技術ソリューションだ。
ジーカーは70億元を投じて、究極の空間、車両安全性、迅速なハンドリングを実現した。このアーキテクチャの主要な特徴には、広々とした内装、可変式の座席配置、隠されたBピラー、先進的な電気・電子(E/E)バックボーンが含まれており、車内での「リビングルーム」のような空間を創出する。
SEA-Mアーキテクチャを採用した各モデルでは、フラットな床面、高いホイールベース対車長比、カプセルスタイルの外観により、車内空間が最大化される。また、先進的なE/Eバックボーンにより、運転席と乗客席の両方にインフォテインメントスクリーンを設置でき、移動中の退屈を和らげる。
広い空間と迅速な運転体験を両立させることは困難に思えるが、SEA-Mアーキテクチャはこれを実現している。5m未満の小回りの良さと、ステアバイワイヤーのための技術的インターフェースを備え、将来の高度な自動運転に向けてステアリング比を変更し、ステアリングホイールを切り離す可能性を持つ。
ジーカーの5番目のモデルであり、SEA-Mアーキテクチャを採用した最初のモデル『ジーカーMIX』は、北京モーターショー2024でデビューした。ジーカーMIXは全長4.7m、ホイールベース3mだ。
ジーカーは、革新を標準とする完全統合されたユーザーエコシステムを創造することを目指している。ブランドはSEAを活用し、独自のバッテリー技術、バッテリーマネジメントシステム、電動モーター技術、電動車供給チェーンを含む。価値観は平等、多様性、持続可能性であり、真のモビリティソリューションプロバイダーを目指している。
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