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「警察官ですが未成年ですよね?」警察官装い女性の胸をもむなどした疑い 被告の男は初公判で起訴内容認める

RKB毎日放送 / 2024年5月13日 15時51分

2023年6月、福岡県筑紫野市で警察官を装い女性にわいせつな行為などをしたとされる男の裁判員裁判が、13日、福岡地裁で始まった。初公判で男は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

女性の口ふさぎ胸をもむなどのわいせつ行為 被告「間違いありません」と起訴内容を認める

起訴状などによると、無職の松川興二郎被告(43)は去年4月、福岡県筑紫野市にある住宅の敷地内で、背後から女性の口をふさいで体を押さえつけるなどしてひざに擦り傷を負わせ、胸をもんだとして、強制わいせつ致傷などの罪に問われている。また、去年5月に別の女性に対しても背後から口をふさぎ覆い被さるなどした強制わいせつ未遂の罪にも問われている。

13日に開かれた初公判で、松川被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

「警察ですけど未成年ですよね?」と声かけわいせつ行為か

冒頭陳述で検察側は、「見かけた女性の胸などを触れたことに味をしめ、深夜に車で女性を探して徘徊し、1か月の間に2件の犯行に及んだ」と主張した。

2023年4月10日。被告は午前0時ごろ、筑紫野市の路上に座り携帯電話を操作する被害者Aさんを発見。車を近くの駐車場に止め警察官を装い「警察ですけど未成年ですよね?」と声をかけ、背後から口を塞いで体を押さえつけ、胸を複数回もんだ。Aさんに抵抗され、被告は逃走した。

2件目は2023年5月6日。被告は午後9時45分ごろ、筑紫野市を歩いていた被害者Bさんを発見。路肩に車を止め、背後から口を塞いで体に覆い被さった。Bさんに抵抗され、被告は逃走した。

弁護側「どこにでもいる普通の男性」「仕事のストレス」

一方、弁護側は、「被告は仕事のストレスで女性の体を触りたいという性的欲求を抑えられなかった」と述べ、起訴内容について争わない姿勢を示した。弁護側は、松川被告について「どこにでもいる普通の男性」と説明。被告には妻と3人の子がいたが、逮捕後に離婚した。運送会社に勤務していたものの解雇され、仕事も家族も失った。被告は深く反省し、更生への意欲もある」と述べた。

松川被告「性依存と自覚」「触ってみたい」

松川被告は被告人質問で「性依存と自覚しています」「カウンセリングに通い自助グループに参加したい」と語った。また、弁護人質問で松川被告は「以前から夜道を歩く女性を見て『触ってみたい襲ってみたい』と思っていた。たまたま見かけて襲ってしまった」と述べた。

争点は「量刑」判決は16日

この裁判では弁護側が起訴内容について争わない姿勢を示していることから、どれだけの刑を科すべきかが争点となる。14日には被害者の女性も証言する予定で、判決は5月16日に言い渡される。

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