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ジェームズ・フランコ、セクハラ訴訟で示談が成立

Rolling Stone Japan / 2021年7月1日 19時15分

ジェームズ・フランコ AFP via Getty Images

俳優・映画監督のジェームズ・フランコが立ち上げた演劇学校(現在は閉鎖)に通っていた複数の元生徒たちは、2019年10月にフランコを相手に集団訴訟を起こした。

最新情報(米現地時間6月30日):6月30日に(ハリウッド・レポーター誌を通じて)公開された裁判文書によると、2021年2月に成立した示談の一環として、ジェームズ・フランコは和解金223万5000ドル(約2億4800万円)を支払うこととなった。

フランコと原告たちとのあいだに成立した和解は、現在カリフォルニア州ロサンゼルスの判事の承認を待っている状況だ。原告側と被告側は共同声明を発表し、「被告側は現在も原告側の告発を否定していますが、原告側が重要な問題を提起したことは承知しています。両者とも、いまこそハリウッドにおけるセクハラ問題に重点的に取り組むべき重要なタイミングであると強く認識しています。人種、宗教、障害、民族、バックグラウンド、ジェンダー、性的指向に関わらず、誰であれ例外なくエンターテインメント業界において差別、ハラスメント、いかなる偏見にもさらされないことの重要性に全員が同意しています」。

ジェームズ・フランコが、自身が立ち上げた演劇学校の元生徒たちから性的搾取で訴えられた裁判で示談が成立したことが明らかになった。

AP通信が報じたところによると、フランコの弁護士団と原告は示談が成立したことを2月11日にロサンゼルス郡上級裁判所に報告した。ただし、和解の内容は明かされていない。示談の一環として、最初にフランコを提訴した女性2人は訴えを取り下げることに同意した。

2019年10月に提出された訴状によると、フランコと現在は閉鎖された演劇学校のビジネスパートナーたちは「講師および雇用主という立場と自身のプロジェクトへの出演権を利用して複数の女子生徒に対する性的で不適切な行為に及び、こうした行為を蔓延させた」責任を問われていた。

さらにフランコは、有望な生徒たちを「セックスシーン・マスタークラス」なるものに参加させ、フランコがビデオテープを所有することに同意させたうえでオーディション内容をビデオ撮影した責任も問われている。生徒たちは、ビデオテープの著作権を放棄させられていた。

>>関連記事:ジェームズ・フランコ、自身の演劇学校の生徒からセクハラで告訴

訴状が提出された当時、フランコの弁護士を務めるマイケル・プロンスカー氏は、次のように疑惑を否定していた。「このような訴状が提出されるのは今回が初めてでもなければ、こうしたものが偽りであることは過去にも証明されています。私たちは、誤った情報に基づくこの訴状にまだきちんと目を通せていません。なぜなら、提出されるよりも先に、クライアントが私たちの弁護を受ける前に内容がメディアにリークされたからです。ジェームズ(・フランコ)は、徹底して自身を守るだけでなく、知名度目当ての中傷的な訴状を提出した原告および弁護人たちから損害賠償を請求するでしょう」。

フランコ自身が監督・主演した2019年の映画『Zeroville(原題)』と米HBOのドラマ『DEUCE/ポルノストリートin NY』のファイナルシーズンを最後に、フランコはスクリーンに姿を見せていない。


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