長野駅前3人死傷、男性会社員の死因は失血死 刺し傷が心臓に到達し致命傷に

男女3人が刺された現場周辺を調べる長野県警の捜査員ら＝22日午後9時45分ごろ、長野市（石毛紀行撮影）

長野市のJR長野駅前で男女3人が刺され、同市に住む会社員、丸山浩由さん（49）が死亡、2人が重軽傷を負った事件で、長野県警は24日、亡くなった丸山さんを司法解剖した結果、死因は失血死だったと発表した。

県警によると、丸山さんには、左側胸部および左肩甲骨付近の計2カ所に刺し傷があった。このうち、左側胸部の刺し傷が心臓に到達し、致命傷になっていたという。

事件は22日午後8時ごろ、長野市南千歳のJR長野駅バス乗り場付近で発生。最初に丸山さんが襲われ、その後2人が相次いで刺されたとみられている。

男は身長170センチ前後、年齢は20～40代ぐらいとみられ、頭に白い布のようなものを巻き、ジャンパーに長ズボン、眼鏡を着用。事件後、現場から徒歩で逃走した。

県警は防犯カメラなどに映った男の画像を公開し、情報提供を呼び掛けるとともに、男の行方を追っている。