<児童書>『ぼくのおうち わたしのおうち』たけうちちひろ作

『ぼくのおうち　わたしのおうち』たけうちちひろ作（世界文化社・１６５０円）

『ぼくのおうち　わたしのおうち』たけうちちひろ作（世界文化社・１６５０円）

みんなはどんなおうちに住んでいるのかな？　日曜日、「ぼく」は友達の家に遊びに行くことにした。最初に行った「みーちゃん」の家は、三角屋根と丸い窓があって、猫の顔のよう。入ってみると、みーちゃんは１６匹の猫と一緒に暮らしていた。甘いにおいがする家、たくさんの煙突から煙が出ている家…。ぼくと友達は、一緒にいろんな家を巡って、日が暮れたら自分の家に帰っていく。

色彩豊かで立体感のある切り絵を見ながら、気づけば「次はどんな家？」と想像している。子供の表情や家具の一つ一つなど絵の細かな部分を味わうのも楽しい。