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狂言師、野村萬斎さんも舞う「ありとほし薪能」厳かに 大阪・泉佐野の蟻通神社

産経ニュース / 2024年5月10日 19時30分

日が暮れて、薪の炎を明かりとしながら行われた「ありとほし薪能」=大阪府泉佐野市の蟻通神社

国の登録有形文化財「舞殿」を舞台とした能の上演会「ありとほし薪能(たきぎのう)」が9日、大阪府泉佐野市の蟻通(ありとおし)神社で行われた。日が暮れて境内が宵闇に包まれると、かがり火がたかれ、厳かな雰囲気の中で上演された。

今回は神社の遷座80年記念の薪能。能舞台となる「舞殿」は昨年秋にクラウドファンディングで資金を集め、床板を張り替えたばかり。修繕後の初演として祝賀の演目「翁」が披露され、観世流の能楽師、山中雅志さんや人気狂言師の野村萬斎さんらが出演した。舞囃子「高砂」や狂言「昆布売」も舞台を彩り、神社の祭神にかかわる紀貫之の伝承をもとにした能「蟻通」が上演されて幕を閉じた。

初めて観劇したという熊取町の会社員、西尾誠二さん(63)は「『翁』は幻想的な雰囲気とともに独特の緊迫感があり、神々しかった」と感動した様子で話していた。

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