関西の大学単位互換制度充実に図書館相互利用も…奈良県立大チームの政策提案が最優秀賞
産経ニュース / 2025年1月10日 11時34分
関西広域連合が昨年、大学生らから募集した「関西全体の持続的な発展の実現」をテーマにした政策提案で、奈良県立大地域創造学部の村瀬博昭准教授のゼミ生の「つながるキャンパス、広がる未来~広域大学連携による良質な学びと充実した大学生活の提供~」が最優秀賞に輝いた。学生たちの学びがより深められるよう関西の大学間の連携を促す内容で、実現可能な点が評価された。
政策提案は、若者世代に関西の現状について理解してもらおうと、関西広域連合が平成28年度から毎年さまざまなテーマで募集しており、今回は9大学16チームが応募。昨年11月末に奈良市内で開かれた大学生らとの意見交換会で、書類審査を通過した6大学9チームが政策をプレゼンテーションした。
チーム名は「MURAJO」。2年生5人による女子チームで、村瀬ゼミの「村」と女子を掛け合わせた。提案したのは、関西の大学間の連携を強めて単位互換制度の開講数を増やしたり大学図書館の相互利用を促進したりするなど5つの政策を実現し、学生生活の満足度向上や他地域への進学流出の抑制につなげるというものだ。
メンバーは「持続性のあるテーマと県境を越えた取り組みに発展できるようにしたい」と昨年7月に提案の方向性を決定。近年定員割れしている鳥取環境大大学院の運営状況を鳥取県庁でヒアリングしたり、インターネットで学生らの需要を調べるアンケートを実施したりして内容をまとめた。
代表の中井琴葉さんは「夏休み中はほぼ毎日、オンラインでグループ間で顔を突き合わせて検討し、準備に5カ月間かけました。学生生活の中で実際に不便と感じていることを課題としてあげて考えました」と振り返る。
プレゼンでは、山下真知事や関西広域連合長の三日月大造・滋賀県知事らが審査員を務め、実現可能なテーマであった点などが高評価だった。中井さんは「今後学生となる子供たちのためにも、ぜひ前向きに私たちの政策を検討してほしい」と話した。
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