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空飛ぶクルマの飛行も 持続可能な未来へ技術とアイデア集う「スシテック東京」開催

産経ニュース / 2024年4月25日 20時58分

植物由来の「代替肉」を使ったハンバーガー

東京都臨海部で国際イベント「SusHi Tech Tokyo 2024」(スシテック東京)が27日から始まる。環境や少子高齢化などの社会問題を解決しながら持続可能な世の中を作っていこうと、世界中から技術やアイデアが集まる。期間中は「空飛ぶクルマ」のデモ飛行などが行われ、首都の未来を体感できる。

スシテック東京は27日~5月26日の約1カ月間、東京ビッグサイトなど臨海部で開催する。今月9日に行われた発表会で小池百合子東京都知事は「さまざまな未来のテクノロジーが楽しめる。未来の東京を一緒に作っていこう」と強調。イベントは、「ショーケースプログラム」「グローバルスタートアッププログラム」「シティ・リーダーズプログラム」の3本柱で予定されている。

ショーケースプログラムの会場は、日本科学未来館や有明アリーナなど4カ所。一般客向けの企画で、多くが無料で参加できる。空飛ぶクルマのデモ飛行や、宇宙飛行士・野口聡一さんらのスピーチが行われる。

また、一般的なバイクとしてだけでなく、障害者向け、災害支援など、多様なニーズを想定してスタートアップ企業が開発中の、上下が分離できる三輪タイプのモビリティー(乗り物)が登場。用途別のロボットなども会場に集まる。植物由来の「代替肉」を使ったハンバーガーなど、環境負荷を考慮した食品を実食できる。

このほか、グローバルスタートアッププログラムでは新興企業による展示会を実施。企業や投資家らによる商談や交流の場となる。シティ・リーダーズプログラムには、世界の主要都市から首長級が集まり、都市の課題解決に向けた取り組みや今後の展望などについて議論される。

スシテック東京は、臨海部振興の側面もある。先の東京五輪・パラリンピックでは、臨海部に多くの競技会場があった。世界中から観客が集まることで、都は臨海部の魅力を国際的にPRする方針だった。

しかし、予期せぬ新型コロナウイルス禍の中での制限された五輪開催で、都のもくろみは外れた。今回、世界の主要都市から要人を集め、多くの企業も参加することで、臨海部の魅力を世界に発信する。(大泉晋之助)

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