「ひこにゃん」絵本、一般販売 原作者もへろんさん描き下ろし

滋賀県彦根市の人気キャラクター「ひこにゃん」を主人公にした絵本「ひこにゃんえほん」の一般販売が始まった。全３巻で、ひこにゃんの原作者、もへろんさんが描き下ろした。

各巻のタイトルは、１巻＝「ひこねのよいにゃんこのおはなし」▽２巻＝「よいにゃんことどろちゃんのおはなし」▽３巻＝「よいにゃんことわるいにゃんこのおはなし」。

もへろんさんが代表を務める株式会社もへろんスタジオは、絵本５００セットを市に寄贈。市役所では報道関係者向けのお披露目セレモニーがあり、ひこにゃんも登場して絵本をアピールした。

寄贈された絵本は、市内の幼稚園や保育園、こども園、小学校などに無償配布されるほか、公共施設にも置かれる。

ひこにゃんえほんは、もへろんスタジオと総合印刷会社アインズ（同県竜王町）が「彦根と滋賀を盛り上げたい！」と提携し、出版に取り組んでいる。

今年３月に絵本が完成すると、彦根市内の一部店舗や東京・日本橋の「ここ滋賀」などで先行販売。ひこにゃんの誕生日にあたる４月１３日からはＡｍａｚｏｎなど通販サイトでも購入できるようにした。

一方、先行販売にあわせて、クラウドファンディング（ＣＦ）のサイト「ＣＡＭＰＦＩＲＥ」でも絵本の販売プロジェクトをスタートさせた。

「ひこにゃんの秘密判明！？『ひこにゃんえほん』で彦根と滋賀をもっと盛り上げたい！！」をプロジェクト名に、今月１９日までの期間中、１００万円を目標額として支援を呼びかけている。

返礼品として、ひこにゃんえほん３冊セット（直筆サイン付）＋オリジナルグッズをはじめ、もへろんさんが支援者の似顔絵を描く▽もへろんさんがひこにゃんのライバル「わるにゃんこ将軍」と支援者に会いに行く―なども限定数で用意している。