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「ネットで注目集めるため」「悪辣犯行で極刑が相当」中国深圳の日本人男児刺殺の男に死刑

産経ニュース / 2025年1月24日 21時43分

中国広東省深圳市の日本人学校に通っていた男子児童が刺殺された事件現場付近(三塚聖平撮影)

中国南部、広東省深圳で昨年9月に起きた日本人男子児童の刺殺事件で、深圳市中級人民法院(地裁)は24日、故意殺人罪に問われた江西省出身の鐘長春被告(45)に死刑判決を言い渡した。日本外務省が明らかにした。裁判はこの日が初公判だったが、即日判決が出た形となった。

裁判官は判決で「被告人はインターネットで注目を集めるために刃物を購入し、その刃物で何ら罪のない児童を殺害し、犯行後にはメディアに電話をかけるなど極めて悪辣かつ重大な犯行であって極刑が相当」とした。

事件当日は満州事変の発端となった柳条湖事件の発生日だったため、日本人を狙った犯行との見方がある。政府は動機を含め事実関係の解明を中国政府に求めてきたが、公判では日本人を狙ったかを含め、日本に関し言及はなかった。

中国は二審制で今回は第1審。24日夜の時点で控訴は確認されていない。

事件は昨年9月18日に発生した。深圳の日本人学校に通う当時10歳の邦人男子児童が登校中に男に刺され、翌日に死亡が確認された。

1月23日には第1審にあたる中国東部、江蘇省蘇州市の中級人民法院が、昨年6月に日本人母子らが中国人の男に切り付けられて死傷した事件で、故意殺人罪で無職の周加勝被告(52)に死刑判決を言い渡した。

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