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[神奈川・開成町]日本初のZEB認証を取得した省エネ新庁舎が業務を開始

政治山 / 2020年9月5日 6時0分

開成町新庁舎(開成町ホームページより)

開成町新庁舎(開成町ホームページより)

 神奈川県開成町(1万7700人)は、5月7日から新庁舎での業務を開始した。新庁舎は設計段階において、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の「Nearly ZEB」及び「最高ランク☆☆☆☆☆」の認証を庁舎として全国で初めて取得。BELSは、国土交通省が主導する建築物の省エネルギー性能に特化した認証制度。国が定める計算方法に則りBEI(省エネルギー性能指標)値を算出し、その値によって☆の数を決定する。最高ランクの☆☆☆☆☆の中でもさらに省エネルギー性能に優れた建物がZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)として認証される。

 町は建替えに際し、新庁舎建設の基本方針に「地球環境への負荷、ライフサイクルコストを縮減するZEB庁舎」を掲げた。町の資源である水を空調熱源として利用するなど、高効率な省エネルギー設備を備えることで、標準的なビルに対して一次エネルギー消費量の55.1%削減を実現するとともに、再生可能エネルギーである太陽光発電によって同79.0%削減を設計段階で実現。これにより「Nearly ZEB」を認証取得し、BELSの一次エネルギー消費性能においても、☆5(0.5≧BEI)を取得した。

(月刊「ガバナンス」2020年7月号・DATA BANK2020)

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