イオンの都市型店、三重に初開業 「そよら鈴鹿白子」28日グランドオープン
食品新聞 / 2024年3月21日 10時12分
三重県で初めてイオンリテールが展開する都市型ブランド「そよら鈴鹿白子」が3月28日にオープンする。同ブランドは都市部で小商圏をターゲットとした新フォーマットのショッピングセンターで、コンパクトな店舗で買い回りしやすく、地域の日常生活の拠点となる施設を目指す。
イオンモールの核店舗を中心に展開する中で、広大な土地の確保が難しい都市部で日常使いのコンパクトなワンストップショッピングができる店舗として誕生。「そら、寄って、楽しんでって」の呼びかけを由来に「そよら」と命名。中部エリアでは22年4月に愛知・名古屋の「そよら上飯田」がエリア初出店。23年10月には、静岡・浜松でイオンスタイル浜松西伊場を核店舗とする「そよら西伊場」を出店。
新店の「そよら鈴鹿白子」は、鈴鹿市の南東部にある近鉄名古屋線・白子駅から徒歩3分。特急も停車するため多くの会社員や学生の利用がある駅で、近隣には同市と津市、松阪市を結ぶ中勢バイパスが開通するなど交通の利便性が高い。
核店舗の「イオンスタイル鈴鹿白子」では、地場野菜、県内の漁港から水揚げされた鮮魚、ブランド肉も揃える精肉売場などを揃える。惣菜では、ご当地グルメの「とんてき」やB級グルメで知られる「みそ焼きうどん」などを用意する。2階部分にはヘルス&ウェルネス、日用品、カジュアル衣料も展開する。
手ぶらで買い物ができる「イオンの即日便」、調剤した薬を宅配する「調剤おくすり即日便」を導入。オンライン服薬指導と組み合わせ、店舗に行かずに自宅で薬を受け取ることができる。
さらに、使用済みの容器を回収して繰り返し利用する循環型プラットフォーム「LOOP(ループ)」の商品も取り揃えるほか、適切に管理された漁業や養殖業で生産された水産物の「MSC認証」「ASC認証」、ラベルレス飲料、ノントレー商品など環境に配慮した商品を提案する。
11店舗が並ぶ専門店では、名古屋発祥で東海エリアを中心に人気ラーメンチェーンを展開するスガキヤがスガキヤラーメンと併設する形で新業態のたこ焼き専門店「たこ寿」を出店。名古屋駅の焼き菓子専門店「バタリー」が三重県で初出店。
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