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【新入社員あるある!?】入社3日で音信不通になったあげく、会社にあらわれたのは…「タメ口、バイバイ」「zoomは真っ黒」「謎の自信」 新世代の驚愕行動に翻弄される4月が到来

集英社オンライン / 2024年4月13日 17時0分

目まぐるしいスピードで技術は進化し、新しいものが誕生し、人々の価値観もどんどんアップデートされている。自分よりもずっと若い世代はもはや、今までとまったく別の価値観と知識を持っていると認識しておいたほうがいいかもしれない。新入社員との接し方に悩まされている人々に話を聞くと、とんでもないエピソードが飛び出してきた。

新人がトイレから帰ってこない

4月に入り、街中ではピカピカのスーツに身を包む新社会人を目にする機会が増えた。ネット上では彼らに関する投稿が増え、そのトンデモな行動の数々が注目を集めている。

〈今日ほぼ初めて喋った同じ部署の新卒の子に帰り「バイバイ」言われた挙句、タメ口のDMが届いて、絶句〉〈新人がトイレから帰ってこない。20分に1回トイレ行く。これは…〉〈今日新卒の子初めまして一発目の第一声「TikTokやってますか?」だったの痺れるな〜〜〜〉〈現場配属になったばかりの新人さんが昼休み後帰ってこず、そのまま退職願いをメールで送ってきたって、担当者さんから連絡が…〉などなど、盛りだくさんだ。

また、ジェネレーションギャップを感じる新入社員の行動もたびたび話題となる。例えば、今の新入社員の中には、郵便物を出したことがないという人がいるほか、FAXを知らない者も多くいるという。

2022年にITツール比較サイトSTRATE[ストラテ]が、全国の15歳〜29歳の男女300人を対象にFAXに関するアンケートを行ったところ、「FAXを知っており、使ったことがある」と回答した人はわずか35%という結果に。「FAXを知っているが、使ったことがない」が45%で、「FAXを知らない」という人も20%もいた。

2年前ですでにこの数字だったのでコロナ禍を経た今では、FAXどころか、固定電話すら知らないという層も増え始めている。携帯電話の圧倒的普及から固定電話を設置しない家庭が増えたためだ。

また、友人との連絡なども今どきはLINEなどで済ませることがほとんどのため、そもそも電話での通話そのものに慣れていない人が多く、新入社員の最初の大きな壁として立ちはだかるのが電話対応にもなっている。

4月からさっそく新入社員に電話対応をさせている会社もいくつかあるようだが、SNS上では〈電話対応がとても下手なわしVS取引先のおそらく新入社員であろう方、泥沼電話バトルが今年も開催〉と、さっそく新人の電話対応に遭遇したとみられるX投稿もあった。
 

また、新入社員の行動として多いのが、なんでも許可を求めること。「トイレ行ってきていいですか?」と上司に尋ねる人が特に多いという。それくらい自由にしていいよ、といいたくもなるが、つい先日まで学生で、長年、授業中のトイレを先生に許可してもらっていたことが染みついていると、勤務時間中のトイレの許可を、上司に求めてしまうのはわからなくもないだろう。

ただ、いちいち質問をしてくれるのはまだいいという。建築・設計の仕事をしている、静岡県の30代男性は、新卒社員のとある行動に困ったと明かす。

「私が新卒の子の行動で一番ビックリしたのは、エクセルのデータをガタガタに壊されたことですね。エクセルの管理表にちょっと追加してほしい項目を頼んでおいたのですが、提出してきたデータが、セル結合のオンパレードで、ソートできないデータになっていたんです。一体何をしたらこうなるのか…。

本人に問いただすと、『●●さんの言われたとおりにやったんですけどねぇ…』と、特に悪びれている様子もありませんでした。新人なので、できないのは全然いいんです。『できますよー』って返事をして、全然できていないのが一番困るんですよ。最近の新人は、根拠のない自信に満ちあふれている人が多く、そういった子への指導は結構苦労します」
 

確かにSNS上でも〈新卒はかなり仕事が出来なくて、つらい! そういう奴に限って俺って仕事出来すぎみたいな謎の自信があるから尚更きちぃ〉〈新卒が嫌いというより、「何もできないのが当たり前なのに、自分は現場でも役に立ちますという謎の自信を持った」新卒が苦手〉といった声が確認できる。

さらに、都内在住の映像制作職の30代男性は、個性的な新入社員との接し方に悩んでいるとも明かす。

「ウチは個性的な新人が毎年入ってきます。というのも、映像制作というクリエイティブ職なので、面接でも人柄よりもセンスやおもしろさを重視する傾向にありまして…。ポートフォリオの作品集がおもしろいと、面接の受け答えが多少アレでも、採用されるんです。

しかしその結果、いざ働きだしてもらうと散々なことに、というケースがあって…。今までで一番ひどいケースは、仕事開始から3日目で会社に来なくなって音信不通に。LINEブロック、着信拒否でどうすることもできなくなったところで、退職代行業者が会社にやってきたことがありました。

また、こちらは辞めたパターンではないですが、とにかくコミュニケーションを取ろうとしない新人も多い。職場ではテレワークを導入していますが、新人の子は勝手に、決められた日数よりも多くテレワークをするし、Zoomでのリモート会議では画面をオフにして真っ黒。しかも発言もしない。なので、こちらとしては会議に出ているかもろくにわからない。

今の時代、テレワーク中のリモート会議で『画面をオンにしろ』と指示することも、若干ハラスメントくさいですよね? 部屋の中を見たいのか? なんて思われたら問題ですし。結局、躊躇して、注意することができないんです」

なにをやってもハラスメントに該当する、“ハラスメントハラスメント”な時代、新入社員の指導に苦労する社員も多いだろう。

とはいえ、彼らは何も悪気があってやっているわけではない。自分の若い頃を思い出して、根気強く、長い目で見てあげることもまた、社会人の先輩としての必須項目なのかもしれない。


 取材・文/集英社オンライン編集部

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