DJ KOO「今の推しは3人。僕がハロー!プロジェクトにハマった理由」
集英社オンライン / 2022年6月27日 15時1分
現在、いまだに進化を続け、幅を広げ、ファンを増やし続けているアイドルシーンの中でも、ハロー!プロジェクトという存在は別格、そして唯一無二の存在だ。そんな“ハロー!プロジェクト”をこよなく愛するDJ KOOが、ハロー!プロジェクトをオススメするため、集英社オンラインに降臨!(全3回)
アイドルエンターテイメントとしてハロー!プロジェクト、モーニング娘。にハマった
――まずは、KOOさんが、ハロー!プロジェクトとモーニング娘。にハマったきっかけをお教えいただきたいと思います。
僕の娘がですね、ちょうど高校1年生、15歳の時にハロー!プロジェクト、特にモーニング娘。(言わずと知れたハロー!プロジェクトを代表するアイドルグループ。2014年から、グループ名に年号を入れるようになった。現在はモーニング娘。’22(トゥートゥー)として活動)にハマったんですよ。父親が音楽の仕事をしているというのに、娘がハマるっていうのはどんなグループだろうと思ったのが最初のきっかけなんです。
もちろん、モーニング娘。さんは知っていましたよ。お仕事でも何回か絡ませてもらいましたし、鞘師里保ちゃん(元モーニング娘。メンバー。2015年12月卒業)がいた頃に番組の企画で握手会のリポートもやらせてもらったこともあります。
――そうですよね。いろいろな番組で共演されていたと思います。
仕事で絡んでいた時にも、なにか本格的な感じはするなと思っていましたけど、やっぱりアイドル的なイメージが強かったんです。
でも自分の娘がハマって、ライブ映像やMVを観ているのを一緒に観たら、ただのアイドルというよりも、”アイドルエンターテイメント”しているなと感じて惹かれましたね。
――昔感じていた印象と違ったということですね?
そうですね。本当に僕の仕事目線というか、DJ目線で見ても、モーニング娘。の楽曲、ステージにすごく惹かれるようになりました。歌はもちろん、踊りもいい。特にステージで、しっかりと踊りながら、自分の歌声をお客さんに届けようとしている姿を見て感銘を受けました。
――“アイドル”と“アイドルエンターテイメント”、KOOさんの中でその違いはどこにあるんでしょう?
やっぱりアイドルっていうのは、とても身近な存在だったり、癒しであったりするものだと思うんです。でも、ハロー!プロジェクトの場合はそういうアイドルでありながら、エンターテイメントの部分をしっかりやってくれている。もう、マルチエンターテイメントですよね。
――なるほど。娘さんも相当、熱狂的なファンなんですよね。娘さんはなにがきっかけでモーニング娘。にハマったんですか?
娘はもともと、音楽とかアイドル系は好きだったんですけど、モーニング娘。をテレビで観て、歌と踊りのインパクトにハマったみたいですね。そのあとに実際にコンサートに行って、さらに衝撃を受けて…それで、今はかえでぃー(モーニング娘。’22のメンバー・加賀楓のニックネーム)推しなんです。カッコいい女性ということでハマったみたいですね。いわゆるガールズクラッシュなんですよね。
加賀楓●かが かえで
1999年11月30日生まれ、東京都出身。モーニング娘。の13期メンバーである、ニックネームはかえでぃー。KOOさんがガールズクラッシュという通り、女性人気が高い
娘はかえでぃーをハロプロ研修生(ハロー!プロジェクトでのデビューを目指す研修生。加賀楓は研修生になってからデビューまで4年間かかった苦労人)の頃から見てきたっていうのもあったみたいですね。研修生としてがんばっている真っ直ぐな姿を見ていて、それでモーニング娘。に加入が発表されたときの涙を見て、応援したくなったみたいですね。その影響で僕も、かえでぃーを推すようになりました。
実際にモーニング娘。のステージを観に行って…!
――そして、KOOさんも娘さんといっしょに、コンサートを観に行くようになったんですね。
行くようになりましたね。かえでぃーのバースデーイベントとかにも行かせていただきました。
――モーニング娘。のコンサートを実際に生で観て、どんな感想をお持ちになりましたか?
モーニング娘。、凄いと思いました。モーニング娘。はライブがものすごくいい。映像も完成度が高いんですけれども、生のライブがいい。加入時期も違うし経験も違うメンバーがあれだけたくさんいるのに、1つのグループとしてのバランスがよくて、それが全部パワーになって、オーディエンス、会場にしっかり届いている。それはやはり、個々の力+チーム力の両方を兼ね備えているからなんですよね。
他のアイドルも見ることはありますけど、やっぱりモーニング娘。、ハロー!プロジェクトはそこが違いますよね。
――その理由は、どんなところにあると考えていますか?
やっぱり歴史があるというのは素晴らしいですね。ハロー!プロジェクトを大好きな現在のリーダー・譜久村さんが先頭で引っ張っていて、20年以上の歴史と経験の積み重ねがどんどんどんどん受け継がれていっています。
譜久村聖●ふくむら みずき
1996年10月30日生まれ、東京都出身。2011年1月にモーニング娘。9期メンバーとして加入。2014年11月にモーニング娘。リーダー、2019年6月にハロー!プロジェクトリーダーに就任。ハロー!プロジェクト愛に満ちた頼れるリーダーである
そのことが、モーニング娘。だけでなく、アンジュルム(2009年4月にスマイレージとして結成。2014年10月に改名。現在は10人のメンバーの個性が際立っているグループとして人気)とかJuice=Juice(ジュースジュース/2013年9月に当時のハロプロ研修生メンバーで結成したグループ。現在は8人組グループとして活動)とかにも良い影響を与えていっている。
でも歴史があるだけでなく、「恋愛レポリューション21」などのヒット曲も新しく今風なアレンジにしてステージで演じていたりして、ちゃんと時代時代に合ったパフォーマンスを見せてくれているところがやっぱりかっこいいんですよ。
――音楽業界に長くいらっしゃるKOOさんの目から、音楽的に見てハロプロはどう映っていますか?
90年代に流行したMAXやSPEEDというガールズグループというのは、洋楽のヒット曲の要素を日本向けに落とし込んだっていうイメージが僕にはあります。でもモーニング娘。の場合は、日本独自の発想でいろいろなジャンルの音楽を取り込んでいる、そこが違うんだ思います。
プロデュースしていた時は、つんく♂さんがそういう考えでやってきたと思います。
BEYOOOOONDS(ビヨーンズ/2019年8月デビューの音楽と演劇などを組み合わせたパフォーマンスを見せるグループ)のデビューアルバムには、ハロー!プロジェクトの歴史が受け継がれているのか、いろんなジャンルの音楽が入ってるんですよね。
シティポップからメタル、ディスコサウンドまで、すべてBEYOOOOONDSというグループを通して発信していって、それがBEYOOOOONDSサウンドになっているというところに魅力がありますよね。近年で一番、衝撃的なアルバムでした。
――メンバーのみなさんも、それをちゃんとステージで表現できているのも凄いですよね。
表現できているだけでなく、楽しんでやってるんですよね。カヴァー曲もあって、本人たちは年代的にまったく経験していない音楽なんだけれど、それを自分たちのものにして、楽しんでる姿を見て感激しました。
現在推している、注目メンバーは3人いる!
――KOOさんの現在の推しは誰なんですか?
うちの娘は、ずっとかえでぃー推しなんですけど、僕はけっこうね、その時によって推し変するんですよ(笑)。今は譜久村さんですね、その前はまーちゃん(佐藤優樹●さとうまさき)だったんですけど去年卒業したので。やっぱり譜久村さんが、モーニング娘’22をずっと引っ張ってきているところが素晴らしいです。ハロー!プロジェクト全体のリーダーとしても、各グループに新メンバーが入って、OCHA NORMA(2022年7月デビューを予定している、ハロプロ最新グループ。お茶の間を楽しませる新世代のスタンダードになるという願いを込めたグループ名)も出てきてという激動の時期なので、きっといろいろなことを日々考えているんだろうな…やっぱり譜久村さんのことは、応援したいという気持ちがとてもあります。
あと去年「ソロフェス!2」(2021年8月CSテレ朝チャンネル1で放送された、ハロー!プロジェクトメンバーが、ご褒美を懸けてパフォーマンスを披露した番組の第2弾)で審査員をさせていただいたのですが、その時の北川莉央さんの「寒いね。」が凄くよかった。MVPを取った野中美希さんの「赤いイヤホン」は、自分で実際にシーケンスをソフトで打ち込んで、楽曲をリアレンジしていて、キーボードも弾いてというのは、それはもう1つ1つの音をしっかり聴かなければできないし、それが身体に入ってた上でパフォーマンスをされているのは凄かったですけど、単純に歌だけだと北川さんが素晴らしかったですね。僕の目から見て、ボーカルの表現力は一番でした。
それで、最近は野中さん、北川さんが気になっていますね。
野中美希●のなか みき
1999年10月7日生まれ、静岡県出身。2014年9月、12期メンバーとしてモーニング娘。に加入。ニックネームはちぇる。KOOさんはその音楽的才能に惚れ込んでいるとか
北川莉央●きたがわ りお
2004年3月16日生まれ、東京都出身。2019年6月、モーニング娘。に15期メンバーとして加入。ニックネームはおんちゃん。KOOさんはその歌唱力に期待しているとか
――確かに「ソロフェス!2」の2人は凄かったですね。
もうライブに行った時に、ペンライトの色を変えるのが大変です(笑)。
――卒業するまでは、佐藤優樹さんも推していたということですが、佐藤さん卒業後、今年に入ってからのモーニングはどうご覧になられていますか?
佐藤さんの卒業は、モーニングにとってやっぱり大きい出来事でしたよね。歌やダンスのクオリティはもちろんですけれども、あの明るい太陽みたいなところや、持っているすべてのものがモーニングに影響を与えていたと思います。
でもその佐藤さんが抜けた穴を埋めようというよりも、15期も合わせてさらにメンバーの団結力を高めていこうという意識が、なにか伺えましたね。それに15期をはじめ、メンバーの成長っぷりが凄い。「ソロフェス!2」の時は、メンバーは佐藤さんの卒業を聞かされていたのかな? そこで若いメンバーが奮起したのかなと思っています。
明るい太陽みたいな人がいなくなったけれど、日が翳るのではなく、若いメンバーひとりひとりが木をどんどん生やしていって育てていこうみたいな。それにハロー!プロジェクトにとっても中心的な人物でしたから、ほかのグループも、佐藤さんの卒業によって活気づいてきた部分もあるような気がしています。
――ほかのグループの若いメンバーにも、佐藤さんに憧れている人が多いですからね。
寂しいし、ずっと一緒にやっていたかったでしょうね…でも悲しむよりも、それをあえて明るさに変えて前を向いていくっていうのが、ハロー!プロジェクトの素敵なところだと思います。
#2に続く
撮影/キン・マサタカ
取材・文/岩岡としえ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ハロプロ研修生「実力診断テスト」、ベストパフォーマンス賞 に林仁愛「努力がみなさんに伝わったんだなって思うと、すごくうれしい」
GirlsNews / 2024年5月4日 14時5分
-
カーボンニュートラルの気運醸成へ「ハロプロ」メンバーたちも鼓舞「部屋の電気をすぐに消す」“推し活”を通して課題共有へ
北海道放送 / 2024年5月3日 21時41分
-
つんく♂が今、「モーニング娘。」に伝えたいこと アイドルへのアドバイスがなぜ社会人に響くのか
東洋経済オンライン / 2024年5月3日 8時0分
-
「WEST.っておじさんの集まり」Number_iファンの“下げ”コメントに批判殺到、巻き起こったアイドル論
週刊女性PRIME / 2024年4月11日 17時0分
-
アンジュルム佐々木莉佳子、卒業公演は横浜アリーナに決定「最後までついてきて」
マイナビニュース / 2024年4月6日 21時0分
ランキング
-
1人気バンドマン 「ラヴィット」生放送でライブチケット1600枚売れ残っていると告白 スタジオどよめく
スポニチアネックス / 2024年5月3日 13時23分
-
2鈴木亮平、2011年のブログがネットで話題「マジですごい」「言霊ってあるんだ」「本当に夢叶えてる」
スポニチアネックス / 2024年5月4日 15時58分
-
3「オリラジ」藤森慎吾、「ブランチ」で結婚生会見…出会いは「ノブシコブシの吉村さんとのお食事会」
スポーツ報知 / 2024年5月4日 9時33分
-
4「マジで本当に怒ったことない」千鳥ノブ、人生で初めてマジギレした相手明かす「何してんだ、てめえって」
スポーツ報知 / 2024年5月4日 5時38分
-
5「まるでホスト」速水もこみちが“ワイルド系チャラ男”に激変イメチェンの現在地
週刊女性PRIME / 2024年5月4日 12時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください