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成層圏から見下ろす大地と海。米企業が宇宙を感じられる気球の旅を計画中

sorae.jp / 2020年6月28日 11時6分

スペースシップ・ネプチューンの与圧カプセルを描いた想像図(Credit: Space Perspective)

米スペース・パースペクティブ社は6月18日、高高度気球「スペースシップ・ネプチューン」による無人試験飛行を2021年に実施すると発表しました。同社はスペースシップ・ネプチューンによる旅行ビジネスへの参入を目指しています。

■9人乗りの与圧カプセルで高度3万mを2時間飛行

スペースシップ・ネプチューンは最大8人の乗客(スペース・パースペクティブでは「探検家」と表現)とパイロット1人が搭乗できる与圧カプセルを備えていて、国際線旅客機のおよそ3倍にあたる高度3万m(30km)の成層圏を2時間に渡り飛行する計画です。

あくまでも気球であるため高度100km以上(80km以上とする場合も)とされている宇宙空間には到達しませんが、湾曲した水平線から昇る太陽や、真っ暗な空の下に広がる大地や海という、宇宙に限りなく近い視点からの眺めを楽しむことができます。

飛び立ったスペースシップ・ネプチューンを描いた想像図(Credit: Space Perspective)

発表によると、出発地はフロリダにあるNASAのシャトル着陸施設を予定。飛行の所要時間は6時間で、3万mから降下したスペースシップ・ネプチューンは洋上に着水し、待機していた船舶に収容されます。全周に渡り大きな窓が設けられている与圧カプセルからは360度のパノラマビューを眺めることが可能で、長時間の飛行に備えてトイレも用意されています。

また、与圧カプセルの外部には研究用の機器を取り付けられる箇所が設けられており、大気科学、天体物理学、太陽物理学、宇宙生物学といった分野の実験や観測に向いていることもアピールされています。

無重力を数分間体験できる短時間の宇宙旅行プランとはまた違う、成層圏を飛ぶのんびりとした気球の旅。料金は1人当たり12万5000ドル(約1340万円)と報じられています。

成層圏を飛行するスペースシップ・ネプチューンを描いた想像図(Credit: Space Perspective)

 

Image Credit: Space Perspective
Source: Space Perspective
文/松村武宏

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