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中国、リモートセンシング衛星「北京三号B」打ち上げ成功 長征2Dは前回から4日で発射

sorae.jp / 2022年9月2日 14時36分

中国は、現地時間8月24日、「長征2D」ロケットの打ち上げに成功しました。長征2Dは8月20日にも西昌衛星発射センターから同型機が打ち上げられており、わずか4日後の発射となりました。

【▲ 太原衛星発射センターから打ち上げられた長征2Dロケット(Credit: CASC)】

【▲ 太原衛星発射センターから打ち上げられた長征2Dロケット(Credit: CASC)】

長征2Dロケットは現地時間2022年8月24日11時1分、中国の太原衛星発射センターから打ち上げられました。搭載されていたのはリモートセンシング衛星「北京三号B」で、打ち上げを統括する中国航天科技集団有限公司(CASC)によると、衛星は無事に予定された太陽同期軌道へ投入されたということです。

二十一世紀空間技術応用有限公司が投資し、中国空間技術研究所と中国東方紅衛星有限公司(DFH Satellite)が開発した北京三号Bは、新型の光学リモートセンシング衛星です。主に土地資源管理や農業資源調査、生態環境モニタリング、都市設計などの分野に用いられます。CASCによれば、北京三号Bは2021年に打ち上げられた「北京三号A」とネットワークを結び、観測を行うということです。

【▲ リモートセンシング衛星「北京三号B」の想像図(Credit: CASC, CAST)】

【▲ リモートセンシング衛星「北京三号B」の想像図(Credit: CASC, CAST)】

今回使用された長征2Dロケットは、上海航天技術研究院により開発されました。CASCによると、北京三号Bは重量とサイズが一年前の北京三号Aよりも大きくなったため、今回の打ち上げでは直径3.8mのフェアリングが使用されたということです。また、ロケットの打ち上げサービスは、中国長城工業総公司(CGWIC)が行いました。

【▲ 長征2Dロケットの全景。フェアリングの直径は3.8m(Credit: CASC)】

【▲ 長征2Dロケットの全景。フェアリングの直径は3.8m(Credit: CASC)】

長征2Dロケットは今回が63回目の打ち上げ、長征ロケットの打ち上げは今回で合計434回目となりました。

 

Source

Image credit: CASC, CAST CASC - 4天两地两连胜!长二丁发射北京三号B卫星圆满成功! SAST - 时隔四天!长征二号丁运载火箭又一次圆满成功! CAST - 高质量时空信息服务能力Up!北京三号B卫星发射成功! CGWIC - CGWIC Successfully Launches BJ-3B Satellite for Twenty First Century Aerospace Technology Co., Ltd by LM-2D Launch Vehicle

文/sorae編集部

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