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「使えな」「記憶力なさすぎ」店長と学生バイトにグループLINEでいじめられる50歳バイトの悲鳴

日刊SPA! / 2024年2月5日 8時54分

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従業員同士のグループラインでも店長から叱責、学生バイトにもバカにされる

 若者たちの間で広がった“バ畜”という言葉。社畜のように、バイトで身を粉にして働く状況を指すというが、より一層切実なのが“中年バ畜”だ。ブラックな職場から抜け出せない、中年フリーターたちの絶望とは――?
◆『こんなおじさんになっちゃだめだよ』と笑い者に

「僕以外の従業員はすべて学生。肩身が狭いです」と語るのは、都内のカフェで調理・接客を担当する三木谷学さん(仮名・50歳)。

 切り盛りしていた食堂が3年前に経営難で閉店し、それ以来、知り合いのツテで今の店で働くようになった。だが、その店長がクセ者だったと嘆く。

「店長は若いバイトに辞めてほしくないので、彼らをおだててできるだけシフトに入れようとします。その代わり私への扱いは雑。みんなの前であえて私を叱り、『こんなおじさんになっちゃだめだよ』と笑い者にします。若者の自尊心を満たすための道具ですよ」

◆「本当の意味でのバ畜は僕ですよ」

 営業時間外も気を抜けない。

「店長がSNSで店の告知などをポストしたら、即『いいね』しないといけません。すぐに返さないと従業員のグループラインで恫喝されます」

 グループラインでは店長から叱責、学生バイトにもバカにされる。そんな劣悪バイトでも、妻子のいる三木谷さんは簡単にに辞めることができない。大学生の一人娘が卒業するまでと、今の職場に耐えている。

「学生はシフトが続くと『俺はバ畜だ』と騒ぎますが、本当の意味でのバ畜は僕ですよ」

 若者とは切実さが違うのだ。

取材・文/週刊SPA!編集部

―[[絶望の中年バイト]職場ルポ]―

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