「本業と無縁のSNSでバズった不動産会社」のその後。方針転換を余儀なくされた“衝撃の事件”も…
日刊SPA! / 2024年2月16日 15時50分
写真はイメージ
会社の認知を広める目的でSNSを運用している企業は多いが、バズりを体験したという企業は多くないだろう。だが、不動産事業やケーブルテレビ事業を展開する株式会社マイトは、異なる2つのアカウントでバズりを体験した。その経緯を代表取締役の新方宏明氏に伺った。
◆不動産のあるあるネタが大バズり
マイトでは、YouTubeのチャンネルと不動産TikTok、グリーンカレーTikTokのSNSを運用している。新方氏は「コロナ禍になり、稼働できなくなった部署の人材を確保できたので動画投稿を始めました」と振り返る。
「周りの不動産会社がどういうSNSを挙げているのかをサーチした結果、あるあるネタをやっているところが多かった。そこでうちも不動産物件の紹介のほかに、不動産のあるあるネタを動画で投稿することにしました」
TikTokにショート動画の投稿を初めて3~4か月したころ、2022年6月に出演者の高身長あるあるを投稿した動画が100万回再生を突破。その動画の閲覧数は3億超えを誇る。
@airenthomeoji_ono ③は男女共通の高身長あるあるだよね!ね! ♬ オリジナル楽曲 – ローカルカンピオーネ🗾👑 – ローカルカンピオーネ🗾👑
◆ノリで始めた料理の動画でもバズりを経験
新方氏の幸運はまだまだ続く。元料理人である経歴を活かして、2022年5月に社員へ振る舞って好評だったグリーンカレーの研究を行うグリーンカレーTikTokを始動。こちらは「ノリで始めた」というが、YouTubeに転載したとあるショート動画が人気になった。
「グリーンカレーTikTokは、趣味の料理を通して少しでも多くの人に我が社に興味を持ってもらいたくて始めました。当初は、YouTuberのながの社長の動画を参考にしていたのですが……そのスタイルで続けるのがつらくなったので、担当スタッフと料理を通して会話をする内容に変えました。
TikTokではなく、YouTubeで再生回数が伸びたのも驚きでしたね。当時はTikTokが流行っていると思いましたが、YouTubeでショートを見る人も多いんだなと思いました」
◆SNSがバズって会社の認知は広がるも…
動画がバズったことで、これまで1万回程度だった再生回数は、10万回を上回るように。会社の認知も高まり、「特に不動産関係者から声をかけられることが多くなった」という。
「動画きっかけのお客さまもいましたが、動画がバズったことで大変な目にもあいました。不動産TikTokに出演している女性スタッフに、直接会いに来る変なおじさんが何人かいましたね。
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