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現役セクシー女優が訴えるAV新法の実情「“来月は仕事がない”が確定した状況はツラい」

日刊SPA! / 2024年2月16日 8時50分

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佐々木咲和さん(左)と二村ヒトシ氏

 2022年6月に施行された「AV出演被害防止・救済法」(AV新法)。2024年6月の法の見直しが迫るなか、現役のAV監督であり作家としても活動する二村ヒトシ氏が「AV産業の適正化を考える会」を発足。「業界を崩壊の危機から救いたい」というセクシー女優やスタッフなどの業界関係者たちが、2月9日より全国の9都道府県にて署名活動を開始した。
 初日となる2月9日は、渋谷の駅前で署名活動が行われた。「一度でもAVを見たことがある方は、署名をお願いします!」と、発起人の二村ヒトシ氏や会に協力するAVメーカー・SODクリエイトのスタッフたちが声を張りあげるなか、デビューから13年目を迎えた現役セクシー女優である佐々木咲和さんも、行き交う人たちにオンライン署名のQRコードが入ったティッシュを配りながら懸命に語り掛けていた。

 記者が佐々木咲和さんに声を掛けたところ、活動の最中にもかかわらず、快くインタビューに応じてくれた。

◆どんなに「お仕事ください」と叫んでも限界がある

――佐々木さんは今年でデビュー13年のベテラン女優ですね。まさにAV業界の移り変わりを、その目で見てきたということでしょうか。

「正確に言えば結婚をして4年ほど業界を離れていた時期があったのですが、相手が業界関係者だったため、その間も常に状況は把握していました。復帰をしたのはAV新法が施行される前の2019年ですし、ずっと間近で遍歴を見てきたといっていいと思います」

――今回の署名運動に参加された理由を教えてもらえますか?

「AV新法の施行後、実際に仕事が減っていて厳しい状況です。どんなに『お仕事ください』と言っても、撮ることのできるメーカーも仕事をくれるマネージャーも数が限られているんですよ。そんなところで『仕事クレクレ』なんて言っているよりも、自分からもっと動くべきだなと。だから、今回の署名運動のお話を聞いた時に、ぜひやらせてもらいたいと思ったんです」

◆「来月は仕事がない」が確定しているのはツラい

――AV新法の施行によってもたらされた弊害を具体的に聞かせてください。

「やはり出演するにあたっての熟慮期間が設けられたことが大きいです。出演契約を締結してから撮影まで1ヶ月あけるようになったので、他の女優の代役ができなくなりました。これまでは、1ヶ月前にスケジュールが空いていたとしても、数週間・数日前に事情があってその日撮れなくなった女優の代わりとか、突発的な仕事が入ってくることも多かったんです。でも1ヶ月前の時点で『もう来月は全く仕事がない』って確定してしまうことは、実はかなりメンタルにくるんですよ。本当にキツい。モチベーションが保ちづらい状態になります。

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