人気セクシー女優が訴えるAV新法のリアルな窮状「女優の生活、人生を左右していることを考えて」
日刊SPA! / 2024年4月10日 15時53分
会の終了後、写真撮影に応じてくれた星乃莉子さん
2023年4月4日、「AV産業の適正化を考える会 シンポジウム」が都内で開催された。当シンポジウムは、2022年6月に施行された「AV出演被害防止・救済法」(AV新法)の改正を求める「AV産業の適正化を考える会」が主催している。
2回目となる今回は、「人権保護とAV製作を両立するにはどのようなルールが必要か」を軸に、ポスト適正AVにおける出演被害対策と表現の自由・職業選択の自由の両立についてが活発にディスカッションされた。
◆国会議員や現役セクシー女優が登壇
ファシリテーターはセックスワーカーの権利を求める活動を行う要友紀子氏が務め、AV産業の適正化を考える会からは、発起人の二村ヒトシ氏と顧問である制度アナリストの宇佐美典也氏、弁護士の平裕介氏が出席。
各政党からは、NHKから国民を守る党の参議院議員 浜田聡氏、国民民主党の東京都第29区総支部長 たるい良和氏、日本維新の会の衆議院議員 堀場さち子氏のほか、立憲民主党の参議院議員 川田龍平氏も参加。
さらにパネリストとして、AFEEエンターテインメント表現の自由の会代表の坂井崇俊氏、関西大学社会学部教授の守如子氏、現役セクシー女優の星乃莉子さんが登場。さらに、一般参加者50名、関係者50名の約100名も参加していた。
◆表現の自由や職業選択の自由の問題も
まずは宇佐美典也氏が「AV新法改正議論とポスト『適正AVについて』」という議題を挙げた。宇佐美氏は適正AV誕生の経緯に触れながら、これがきわめて短期間に立憲され、かつできあがる過程でAV業界の当事者の声が聞かれなかった実情を報告。「AV新法が過剰規制であり、表現の自由や職業選択の自由の領域まで踏み込んでいるのでは?」と提言した。
これを受けて、堀場さち子氏は「AV新法によって、救われなきゃいけない女性は救われている。一方でこの法律によって困っている女性がいることも考えなくてはならない」と語っていた。
◆「AVを潰しにかかっている法律である」
続いて平裕介氏は「職業選択の自由の観点からもAV新法は見直されるべきである」と強く主張した。現状ではAV新法には職業選択の自由、営業の自由、表現の自由などのキーワードが存在していない。たった3か月で急ごしらえされた法律であるがゆえか、そういった面はまったく考慮されていないという。
たるい良和氏は、「AVがなくなればいいと思っている議員は多い」とし、AV新法については「AVを潰しにかかっている法律である」と言及した。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
元国際線CAのセクシー女優「夫が上場会社の筆頭オーナー株主で何が悪いのか」誹謗中傷に怒り
日刊スポーツ / 2024年5月2日 18時36分
-
なぜ「つばさの党」は逮捕ではなく、警告なのか…「選挙妨害は逮捕しろ」という主張に決定的に欠ける視点
プレジデントオンライン / 2024年5月1日 17時15分
-
「防衛医科大看護学科に首席で合格」エリート自衛官がパワハラで適応障害からのセクシー女優「吉川はすみん」に。彼女が今、政治家を目指すワケ
集英社オンライン / 2024年4月30日 17時0分
-
AV新法改正求めるシンポジウムに女性議員も出席 「女性がセックスワークの選択肢持ってもいい」
よろず~ニュース / 2024年4月4日 22時53分
-
タレント三上悠亜「勝ち組」までの凸凹道 セクシー女優引退後、初の表紙&巻頭グラビアに登場
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月3日 14時3分
ランキング
-
1害虫駆除、高額請求トラブル急増 若年層被害多く、ゴキブリ依頼
共同通信 / 2024年5月2日 19時36分
-
2研修で用意された部屋に「タバコの臭いや換気扇のほこり」、20歳代の女性市職員が職務拒否…市が戒告処分に
読売新聞 / 2024年5月1日 6時43分
-
3遺体処理の報酬得て大阪府内で遊興か 〝実行役〟の容疑者2人、那須2遺体事件
産経ニュース / 2024年5月2日 10時46分
-
4トラブル相次ぐ看護学生の「お礼奉公」、系列病院が不採用なら奨学金返還義務?…訴訟に発展
読売新聞 / 2024年5月2日 13時53分
-
5「やっとスーパーに通える」 輪島・白米千枚田の国道が通行可能に
毎日新聞 / 2024年5月2日 18時29分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください