1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

ゴミ収集業者で働く24歳女性が、仕事中に「意外と楽しい」と思える3つの理由――大反響トップ10

日刊SPA! / 2024年2月25日 8時45分

写真

ゴミ収集業者で働く齋藤ひなのさん(24歳)

大事件ばかりがニュースではない。身近で巻起こったニュースを厳選、今回はサラリーマンに関する記事に注目し反響の大きかったトップ10を発表する。第10位の記事はこちら!(集計期間は2023年1月~2023年12月まで。初公開2023年3月26日 記事は取材時の状況) *  *  *

 早朝や深夜、街を慌ただしく駆け回るゴミ収集車。作業員が車両後部の投入口に次々とゴミ袋を詰め込んでいく。語弊を恐れずにいえば、“男性の仕事”というイメージがあるかもしれない。だが、運転席から降りてきたのは、アイドルグループにいてもおかしくなさそうな小柄で明るい髪色の女性……。

 齋藤ひなのさん(24歳)は、神奈川県横浜市のゴミ収集業者(株式会社イーブライト)で働き始めて約1年になるという。記者はこれまで、若い女性の作業員を見かけたことは一度もなかった。彼女は、いったいなぜ、その仕事を選んだのだろうか。詳しい話を聞いてみた。

◆ゴミ収集業者の仕事は“今の自分にぴったり”

「初めてインタビューを受けるのでめっちゃ緊張しています……」

 ひなのさんは、少し照れ臭そうにしながら「伝えたいことをメモにまとめてきた」というスマートフォンをぎゅっと両手で握りしめた。

「いちばんの理由は深夜勤務が可能で、“昼の時間を有効に使える”こと。あとは、正社員として雇ってもらえてお給料が良いのも大きいですね(笑)。ぶっちゃけ、20代女性の平均年収よりも多いと思います。最初は“ちょっとやってみようかな”ってノリでした。でも、今の自分にぴったりの職場だと感じていますね」

 彼女は仕事に求める条件として、深夜の時間帯であることや、収入面での安定を挙げる。それは、自分にとって“夢のため”でもあるという。

 5年前、19歳で福島県から単身上京してきた。4歳の頃からダンスのレッスンを積み重ね、数々のコンテストで優勝。「ダンサー」として初めての仕事は2011年、13歳ながらシンガーソングライター/ラッパー・AIのライブでオープニングダンサーを務めた。

 じつは現在、ダンサーとゴミ収集業者の仕事との“二足の草鞋”生活なのだとか。

◆幼少期から「将来はダンスの道で食べていこう」

 だが、ここに至るまでには紆余曲折あったという。両親の熱心な応援もあり、幼少期から「将来はダンスの道で食べていこうと決心していた」と話す。

「中学・高校時代からアーティストのバックダンサーのオーディションにたくさん応募して、湘南乃風や山猿などのライブにも出演しました。アルバイトでお金を貯めつつ、よりハイレベルなレッスンを受けるようになって。自分が講師として生徒に教えることもありました。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください