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「面接官の間違いを訂正しただけだ!」転職面接で“キレて”しまうシニアの特徴

日刊SPA! / 2024年3月4日 8時52分

◆本人は悪くない!でも注意が必要な場面

マウントを取る方も要注意、というよりも、このパターンはそもそも年代や場面に関わらず嫌われやすい。

ただ、シニアが面接を受けに行く場面では、自身が培った知識や経験をアピールしたいという思いが強すぎて、結果的にマウントを取ってしまう方もいる。その道のベテランであれば実際に面接官以上の知識を持つこともあるし、時代にともなって知識の範囲が変わることもあるので、「そんなことも知らないのか」のような態度は厳禁だ。

このパターンでも、相手に専門知識がない想定で、事前に面接の練習をしておくと防ぎやすくなる。

最後に、現在、生活や経済、家庭などが苦しい状況の人の中からも、キレてしまう方が出るので注意を喚起したい。

何らかの苦しい状況に置かれていて、その解決のために就職を目指す方は就業時間など働き方にも影響する場合がある。そのため、働く際の重要事項として、しばしば面接で苦しさを強調することがある。しかし、面接官にとってはそれほど重要だと捉えられないことも少なくない。

そうした時、「自分の苦しさをわかってくれない」と嘆くのは避けたい。もちろん、就業時間などは事前にすり合わせるべきだし、面接官の中には情に訴えることが有効な人もいるが、それ以外の場合、応募者の苦境と採用の合否は直接関係ないのだ。まずは、スキルや経験などのアピールに時間を使うべきだ。

紹介してきたように、「キレやすいシニア」と言っても様々な背景があり、必ずしも本人だけに原因があるわけではなく、面接以外の場面であれば、むしろ配慮があってよいような背景も多い。面接官によっては、シニアに限らず応募者全員に十分な配慮をして、相手を感情的にさせず、気持ちよく本音を引き出す人もいるだろう。

だが、残念ながら面接官全員が配慮に長けているわけではないし、前述のとおり、社会的な配慮と採用の合否は別だ。シニアの応募者が「自分が悪いわけではない」と感じるのは理解できるが、面接の場では感情を抑えて上手に応対したいところだ。

【中島康恵】
50代以上のシニアに特化した転職支援を提供する「シニアジョブ」代表取締役。大学在学中に仲間を募り、シニアジョブの前身となる会社を設立。2014年8月、シニアジョブ設立。当初はIT会社を設立したが、シニア転職の難しさを目の当たりにし、シニアの支援をライフワークとすることを誓う。シニアの転職・キャリアプラン、シニア採用等のテーマで連載・寄稿中

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