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二年目にして先発&ストッパーに大抜擢。広岡達朗が若き渡辺久信を見出した“偶然”

日刊SPA! / 2024年3月14日 15時51分

「1〜2年目で、ピッチャーのポジションは全部やらせてもらいました。高卒2年目で全部のポジションを2年間でやるっていうのは、なかなかないですよ。もう敗戦処理からセットアッパーからストッパ-、先発と全部やりましたから。そういう部分では本当ありがたかったなと思いますね」

2年目は、45試合登板、8勝8敗11セーブ、防御率3.20。先発からストッパーまで八面六臂の活躍で2シーズンぶりのリーグ優勝に貢献した。翌年に16勝、そこから隔年で最多勝を計3度(’86、’88、’90年)獲るなど、西武ライオンズ黄金期を支えたエース渡辺久信。

広岡にとっても工藤公康同様に、本当の意味で手塩にかけたピッチャーの一人。それだけに渡辺が指導者、そしてGMと活躍する姿を今もなおチェックしている。かつての教え子が未来の球界に対してどう働きかけていくのか、あえて厳しい眼差しを向けている––––。

※西武ライオンズ初のOB戦「LIONS CHRONICLE 西武ライオンズ LEGEND GAME 2024」が3月16日(土)にベルーナドームにて開催予定。

【松永多佳倫】
1968年生まれ。岐阜県出身。琉球大学卒。出版社勤務を経て2009年8月より沖縄在住。最新刊は『92歳、広岡達朗の正体』。著書に『確執と信念 スジを通した男たち』(扶桑社)、『第二の人生で勝ち組になる 前職:プロ野球選手』(KADOKAWA)、『まかちょーけ 興南 甲子園優勝春夏連覇のその後』、『偏差値70の甲子園 ―僕たちは文武両道で東大を目指す―』、映画化にもなった『沖縄を変えた男 栽弘義 ―高校野球に捧げた生涯』、『偏差値70からの甲子園 ―僕たちは野球も学業も頂点を目指す―』、(ともに集英社文庫)、『善と悪 江夏豊ラストメッセージ』、『最後の黄金世代 遠藤保仁』、『史上最速の甲子園 創志学園野球部の奇跡』『沖縄のおさんぽ』(ともにKADOKAWA)、『マウンドに散った天才投手』(講談社+α文庫)、『永遠の一球 ―甲子園優勝投手のその後―』(河出書房新社)などがある。

―[92歳、広岡達朗の正体]―

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