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「鳥貴族」が札幌に続々進出。地元チェーン「串鳥」と焼き鳥戦争が勃発中

日刊SPA! / 2024年3月20日 8時52分

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札幌の串鳥と鳥貴族

 関東や関西を中心に展開する焼き鳥チェーン「鳥貴族」。全国に600店舗以上を展開している。そんな鳥貴族が最近、札幌市内での出店を増やしている。札幌には焼き鳥チェーン「串鳥」(くしどり)があるはずだが、なぜ札幌で勝負を挑もうとしたのだろうか。鳥貴族の本部にも話を聞いた。
◆’23年4月に札幌に初出店、’24年1月までに3店舗オープン

鳥貴族が札幌に初出店を果たしたのは2023年4月のこと。札幌の繁華街・すすきのの最寄り駅、地下鉄南北線「すすきの」駅から徒歩すぐの場所に位置する。立地としては、目の前に国道36号、通称「さぶろく」が通っており、今年グランドオープンした商業施設「ココノススキノ」も隣にある。初日には長い行列ができたことが話題になった。

それから3か月後の7月末、北海道の鳥貴族2号店が大通・すすきの地区付近にある商店街「狸小路」(たぬきこうじ)にオープンした。そして今年1月末、3号店となる「札幌駅南口店」が札幌駅近くのビル「アスティ45」にオープン。少しずつ店舗を増やしているのだ。

◆北海道では「串鳥」が君臨、1本180円前後の手軽さ

ただ北海道には、同じく焼き鳥チェーン「串鳥(くしどり)」がある。串鳥は飲食業を営む札幌開発が運営。1980年1月に第1号店となる「串鳥本店」をすすきのにオープンし、翌年7月にも「串鳥南三条店」を開店して着々と店舗数を増やしてきた。道外に初出店したのは2004年6月の「串鳥虎屋横丁店」(仙台)で、2010年5月には東京1号店として「串鳥吉祥寺南口店」をオープン。現在は北海道で35店舗、仙台で6店舗、東京で2店舗を運営している。

「串鳥」は炭火を使用した串焼きが魅力で、岩手県産「あはん鶏」などを使用しているのが特徴だ。基本の「鶏精肉」などをはじめとして、「豚アスパラ巻き」、「つくね」など、焼き鳥屋らしいメニューが並ぶ。価格は「鶏精肉」であれば1本180円(税込)であり、「ちょっと食べたいとき」にはうってつけだ。ビールは「サッポロクラシック」を採用している店舗が多く、ビールからも北海道らしさをうかがい知ることができる。また一部店舗には「飲み放題プラン」もあり、大人数での利用であれば経済的に楽しむことができるだろう。

◆「鳥貴族」で食べて感じた、「串鳥」との違い

筆者は今まで1回しか「鳥貴族」を利用したことがないため、「串鳥」と「鳥貴族」との違いを比較しようにもよくわからなかった。そこでこの機会に「鳥貴族」の店舗を改めて利用し、「串鳥」との違いを確かめてみることにした。
筆者が訪れたのは、「鳥貴族札幌駅南口店」。前述の通り今年1月末にオープンしたばかりの、道内で一番新しい店舗だ。ところで「串鳥」はワインレッドの色を基調とし、白い文字で「串鳥」と書かれているのに対し、鳥貴族は黄色地に赤い文字で「鳥貴族」と書かれている。

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