1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

人気ティーチングプロ・三觜喜一がゴルファーの悩みに回答「スタンス幅」「重心位置」…正解とは

日刊SPA! / 2024年3月21日 8時49分

 整理すると、スイング時に体が上下にブレる人はややガニ股、左右に突っ込む人は少し内股にすると、余計な動きが入りづらくなり効率よくクラブを振れるようになります。

◆Q2.テークバック:「肩のタテ回転」がうまくできません。

A.頭の高さは変えずに「右ワキ腹」を伸ばし、「左ワキ腹」を縮める動作がコツです

 テークバック時の肩のタテ回転は、正しいスイングに必要不可欠な動作。多くの人はヨコ回転してしまい、テークバックで左肩がアゴにつく格好になると思うので、まずはアゴと左肩の間にスペースをつくるよう意識してバックスイングしてみてください。

 その際のコツは、テークバック時に右ワキ腹を伸ばし、左ワキ腹を縮める意識を持つこと。左足で地面に圧力を加えて動くと両ワキが伸び縮みしやすくなります。このとき、頭の高さを変えないように注意してください。

 また、肩がヨコに回転する人はテークバックでクラブをインサイド(自分の右後ろ方向)に引く傾向があります。こうなるとクラブがスムーズにトップまで上がらないので、手で持ち上げてしまう。インパクトにかけても手でクラブを下ろすことになり、効率よく体の力をクラブに伝えられません。ですので、クラブフェースをボールに向けたままテークバックするよう意識するのが正解。クラブが正しく動いていれば結果的に肩はタテに回転します。

◆Q3.アドレス:構えた時の重心位置は、つま先側? カカト側?

A.絶対につま先側。カカト体重では、お尻が落ちた構えになる

 体重は基本的にはつま先側の“前体重”がベスト。カカトにはまずかかりません。なぜかというと、カカト体重だとお尻が落ちたアドレスになるから。そのスタイルのままバックスイングすると、Q2で触れた「肩がヨコ回転」するスイングになってしまいます。体のバランスを取るのも難しくなるのです。

 そもそもアドレスしたときに、どこに重心があると安定するでしょうか? つま先かカカト、多少の個人差はあるとしても、どちらかといえば前傾姿勢で前体重のほうが体が安定するはずです。

 もちろん、クラブが動くことによって重心位置は移動しますが、体の前にあるボールを打つのですから、つま先重心のほうが理に適っているのです。

◆Q4.テークバック:重心移動は、どの程度意識すべき?

A.意識は不要! 正しい重心移動は、正しくクラブを振れた先にある

 僕は普段、重心移動について解説することはありません。なぜならば下半身の動きや重心の移動は、すべて結果として自動的に起こるものだからです。

 やるとわかりますが、地面のボールに対して強く力を伝えたいときに重心が右に残る人はいませんし、重心が左にいきすぎてもエネルギーを伝えるのは難しい。真下のボールに向かって最も強く出力しようとすれば結果的に正しい重心移動が行われているものです。

 それに、「体をどう動かすか?」と考えるとクラブを振ることが後回しになり、振り遅れなどのミスを誘発します。つまり、ボディ側の動きは極力意識しないほうがいい。クラブの正しい使い方を意識したほうが、下半身の動きが良くなっていくのです。

【三觜喜一】
みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超

―[誰も知らなかったゴルフの真実]―

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください