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「G-SHOCK」のカシオが“一人負け状態”に。セイコー、シチズンと明暗が分かれた理由

日刊SPA! / 2024年3月28日 8時53分

 スマートウォッチはスマートフォンと連動するために利便性が高く、機能性はデジタル時計と遜色ありません。防水タイプもすでに登場しており、使用できるフィールドは着々と広がっています。

 MM総研はスマートウォッチの国内販売台数に関する調査を実施しています(「2022年度通期 スマートウオッチ市場規模の推移・予測」)。それによると、2022年度の販売台数は前年度比13.7%増の390.3万台でした。2024年度には500万台、2026年度には600万台を突破するとの予想を出しています。

 日本時計協会によると、2022年日本の腕時計の総出荷数は5220万個。前年比0.4%の減少でした(「2022年日本の時計産業の概況」)。このうち、水晶デジタルは1670万個。前年比で1.2%増加しているものの、コロナ前(2019年)の1920万個と比較すると、15.0%減少しています。デジタル化が進んだコロナ禍をきっかけとして、スマートウォッチが市場を侵食したとも見ることができます。

 カシオは堅牢であることに特化するか、スマートフォンなどと連動するスマートウォッチに寄せるか、はたまた別の展開を行うか。中長期的には新たな取り組みが求められるでしょう。

<TEXT/ 不破聡>

【不破聡】
フリーライター。大企業から中小企業まで幅広く経営支援を行った経験を活かし、経済や金融に関連する記事を執筆中。得意領域は外食、ホテル、映画・ゲームなどエンターテインメント業界

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