「俺のパスワード教えろ!」会社に乗り込んできた初老のクレーマーを黙らせた“ある言葉“
日刊SPA! / 2024年4月1日 8時54分
※画像はイメージです
さまざまなシーンで問題となっているハラスメント行為。徐々にその言葉は世間に浸透し、人々の認識は高まっているものの、減少する気配はなさそうです。今回は、あるサポートセンターで起きた、客の“とんでもない行為”をレポートします。ただ、その結末は決して悪くはなかったそうです。
◆カスハラと格闘する日々
某ECサイトのサポート部門で勤務する長谷川さん(仮名・25歳)。以前はアウトソーシングで顧客対応を行っていましたが、長谷川さんが入社するタイミングで自社体制になったそうです。
「ウチは多種多様な商品をオンラインで販売しているので、ユーザー層はさまざまです。入社当時に比べればカスタマーハラスメント(カスハラ)は減ってきているものの、未だゼロにはなりません。先日も、悪天候で配達が遅れた客から『おまえが今から持ってこいよ!』『返品受けないと怖い目に遭うぞ』という脅迫じみた罵声を浴びせられることもありました」
カスハラは減少傾向にあるものの、時折発生する常識はずれな客の態度は、サポート業務に精通しているベテランスタッフでさえもメンタル的につらいという事実は否めないようです。
◆いきなりキレる男性客
そんななか長谷川さんも、ある年配の男性客に手を焼いているそうです。
「商品を買うための会員登録ができないと言うんです。初日は特に声を荒らげることもなく、私の説明を素直に聞き入れ『とりあえずやってみます』と言って電話を終了しました。でも、次の日もまた問い合わせがあり、男性客は私を指名しました。私は昨日と同じ内容の手順をゆっくりとした口調で伝えました。何度かパスワードの入力を試してもらったのですが、依然としてエラーとなるようで、その辺りから彼の口調が変わりイライラし出しました」
男性客はその件で5日連続して電話をかけてきました。初日こそ穏やかな口調だったそうですが、「途中から徐々にイラだつ様子が手に取るように感じた」と語る長谷川さん。
「もうこれ以上説明する手立てがなくなったので、丁重にその旨を伝えたところ『おまえはわしをばかにしとるのか! もういい!』と激昂し電話を一方的に切ったんです。鼓膜が破れるかと思いました」
◆まさかの怒鳴り込み
結局、その日はもう男性客からは電話は入りませんでした。長谷川さんは、自分の対応を振り返り、特段相手を刺激させるような言動などはなかったことを上司とも再確認し、男性客がヤケを起こして諦めたものと理解していました。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
高齢男性「俺はそもそも中央の人間だ」とカスハラに自慢を織り交ぜ→周囲から冷笑が漏れる事態に
オールアバウト / 2024年5月1日 22時5分
-
駅の券売機で何度もやり直す“80代男性”。善意で「代わりに切符を買ってあげた」結果、まさかの一言――大反響・総合トップ10
日刊SPA! / 2024年4月29日 15時44分
-
40代女性「もう、やんなっちゃうよ」…日本の“働く女性”が疲れきっている残念な理由
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月10日 11時15分
-
高級寿司店の大将“外国人客急増で売上げ3倍”も素直に喜べないワケ「お客さんのニオイが…」
日刊SPA! / 2024年4月6日 15時53分
-
タクシー運転手が思わずイラっとしてしまう「客の第一声」。遅れたのは自分なのに…
日刊SPA! / 2024年4月4日 15時54分
ランキング
-
1トイレ掃除を頼むと涙目…新人バイトはオーナー親族のお嬢様。いきなり辞めたが、意外な展開に
女子SPA! / 2024年5月2日 8時47分
-
2「おじさんドラマ」すっかり定着の底知れぬ魅力 ベテラン俳優が好演、世間の"おじさん観"も変化?
東洋経済オンライン / 2024年5月2日 13時20分
-
3「いきなり退職代行から連絡が…」「注意すると泣く」20代社員はなぜ“打たれ弱い”のか
日刊SPA! / 2024年5月2日 8時52分
-
4年収4000万円超えの弁護士、44歳でスタートさせた婚活の「残念すぎる結末」
日刊SPA! / 2024年5月2日 9時39分
-
5「紅麹問題」"3つの基本、混同してる"人が多すぎだ "添加物のプロ"が明かす「問題の本質」は?
東洋経済オンライン / 2024年5月2日 13時0分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください