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SNSでバズりまくる「コロンビア大卒のギャル准教授」が、帰国して驚いた“日本の常識”

日刊SPA! / 2024年4月6日 8時52分

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◆コロンビア大卒のギャル准教授 アナーキーに宇宙を語る
 金髪に小麦色の肌という“ガン黒系ギャル”っぽい容姿で、最後は「ピース!」の決めゼリフ。軽快な語り口調で宇宙や物理、哲学について語る動画を配信し、SNSの総フォロワーは60万人超え。4年前にTikTokを始めた「天文物理学者・BossB」氏が最近話題だ。実はコロンビア大卒で、現在は信州大学工学部で准教授を務める“エリート”。今年2月には書籍『宇宙思考』(かんき出版)を上梓した。その生き様、掲げるメッセージとは?

──大学の准教授と伺い少し身構えてましたが、動画のままフランクな方で安心しました。

BossB:そうですか(笑)。私自身は肩書で互いの接し方を変えるのは好きじゃないです。「天文物理学者」と一応名乗っているのは、素性を明かさないまま動画で宇宙のことを話しても、「おばさん、ウィキペディア読んどんかい?」みたいなコメントが多かったから。もともと、コロナ禍で社会貢献活動ができなくなったのでSNSで発信しようとしたことがTikTokを始めたきっかけです。宇宙を知れば、社会の物差しは、今の日本の大人たちの限られた視点でつくられたものだとわかる。もっといろんな視点があると知れば、ひとりひとりあるがままで素晴らしいと信じることができる。そんなメッセージを伝えたいという思いがあります。

──動画ではガン黒ギャルルックで宇宙や物理の解説をしていますよね。その意外性が話題になりました。

BossB:実は、若いころからずっと西洋にいたからギャルがなんだかわかっていないです。向こうで暮らしていたころから髪の色を変えたり、丸刈りにしたりはしていましたが、このスタイルにしたのは日本に帰ってきてから。でも、昔から肌は黒いほうがかっこいい、と思っていますよ。アジア以外の国々では、茶色い肌が美の基準です。

──大学から20年以上、アメリカやヨーロッパで暮らしていたそうですね。

BossB:そう。高校までは日本だったけど、当時は「昭和の教育」の真っ只中で、誰かが校則を破ると連帯責任で正座させられたり、談合で生徒会員を決めたりしていました。そのくせ、授業では自由や平和、民主主義の表面的事実を教えるものだから、「論理的におかしい!」と先生が信じられなくなりました。日本はアメリカに戦争で負けて半強制的に民主主義にさせられたけど、当時の大人たちは形だけの民主主義を標榜し、本質を理解していなかったように思えて。その矛盾を子どもながらに感じていたのかな。「こんな国出ていってやる!」って。

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