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離職率9割のベンチャー企業に「全く売れない」俳優が転職、年間50億円のトップセールスに躍り出るまで

日刊SPA! / 2024年4月20日 8時51分

 だったら自分でやるしかない。そう思い、会社を飛び出したわけです。

 ですが、半ば“見切り発車”で辞めてしまったこともあり、独立したはいいものの、何をすればいいかわからない状況が数ヶ月続きました。このまま何もしないと納税ができない。

 結局、消費者金融で200万円を借りて返済していく選択肢をとったのですが、結果を出さないと借金が増え続けてしまうので、個人事業として不動産売買を始めました。

 そこからいくつか受注を重ねていくうちに、「一人でも取引できる」と思い、2018年に今の会社を創業したのです。

◆手探りの会社経営

 会社を辞めて起業してから苦労した点が2つあります。

 それは「会社の看板があるからこその信用」と「仕入れから顧客開拓、銀行のやりとりを全て自分でやらなくてはならない」ことです。

 売り方は理解していても、物件の探し方もわからなければ、契約書の作成の仕方もわからない。本当に自分の未熟さを思い知らされました。

 最初の頃は、物件を保有する業者に契約書の作成をお願いしていたくらいです。とにかく、わからないことが多すぎて問題が山積みでした。

 それでも物件を売ることに注力して会社経営を続けていくなかで、3年目にバックオフィス業務を担当する社員を初めて採用しました。物件の売主の担当者と仲良くなり、飲み仲間になったのですが、そこから人材を紹介してくれて、私の会社へ入社してくれたのです。

 1号社員が入ってから3ヶ月後には、現在の名古屋支店を任せている右腕的存在の社員が入社するなど、人材にも恵まれ、今年で7期目を迎えることができました。

 こうして紆余曲折ありましたが、景気変動や天災など、いつ何が起きてもおかしくない今の時代に「区分オフィスビル投資」という“ローリスク・ミドルリターン”の方法があると、より多くの人に知っていただきたいと思っています。

<構成・文/古田島大介>

【青木龍】
株式会社Agnostri(アグノストリ)代表取締役社長。1989年、東京都出身。小学校から高校1年まで野球を続け、厳しい監督に鍛え上げられる。22歳で事業系不動産に特化した不動産売買の会社に就職。中小企業の経営者をターゲットに、ビル売買の営業開拓を実施。その後大阪支店・名古屋支店の立ち上げに携わる。最終的に東京で課長職に就任。会社員時代は1人で50億円を販売しトップセールスに。2018年に独立し、東京都千代田区にアグノストリを設立。会社設立後、年間100億円ほどの売買を締結。X(旧Twitter):@agnostri_aoki

―[東京にビルを持とう。/青木龍]―

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