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元セクシー女優が「引退後のキャリア作りの難しさ」を暴露。“元女優”というだけでNGになる仕事も

日刊SPA! / 2024年4月20日 15時54分

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元セクシー女優で現在はフリーライターの「たかなし亜妖」

 元セクシー女優でフリーライターの「たかなし亜妖」がお届けする連載コラム。2016年に「ほかにやることがなかったから」という理由でセクシー女優デビュー。女優生活2年半が経過したところで引退を決意し、現在は同人作品やセクシービデオの脚本など、あらゆる方面で活躍中。
◆セクシー女優のメディア進出の裏事情

 昭和〜平成初期くらいまで、セクシー女優とは典型的な“ナイショの仕事”だった。この仕事をしていることは、誰にも言わずに墓場まで持って行く勢いで、口が裂けても周りには言えないのが当たり前。うっかり漏らしてしまえば地元では村八分、友人は離れていって、家族とは大モメして……みたいな、マイナス要素が非常に大きかったのである。

 しかし、不思議なことに従来の概念は時代とともに薄れていく。セクシー女優のメディア進出は地上波番組を皮切りに加速、今となってはありとあらゆる場面で女優を見掛ける機会が増えた。

 一見してセクシー業界は演者の格上げを成功させたように思えるものの、実際はまだまだ高い壁が立ちはだかるのが事実。進出はできても、突き抜けるには高いハードルを乗り越えねばならない。

 今回は「元」の肩書きを乱用する筆者が実際に体験したエピソードや、見て聞いた話を元にお話していこう。

◆セクシー女優の肩書きでは出られない場所も

 現代の女優が活躍するメディアは週刊誌・青年誌(漫画)・YouTube含むネットテレビ・SNS、深夜やCSの番組等。挙げると意外と多いように思えるが、実はこの中でも“全て出演可能”なわけではない。 

 一口に週刊誌や青年誌といっても、「出られるのはグラドルまで」というケースも多い。青年誌に関してはセクシー女優がグラビアを飾れるのは某出版社から出ている一誌のみ。それも相当な人気がないと掲載不可、なんて縛りさえある。

 様々な女優の活動を見ている人なら、みんな似たようなところに出ているのがわかると思う。あれは売り出し方が全く一緒とかではなく、ただ単純に露出の場が限られているからなのだ。

◆元セクシー女優たちにも制限が…

 じゃあ現役セクシー女優の肩書きを外し、「元」になれば羽を伸ばし放題なのか。その答えはNo。すでに1回でもビデオに出演し、活動履歴を作った時点で受けられないオーディションや案件が出てきてしまう。

 どこがダメで、どこがOKなのかの判断は広いので本記事だけでは説明しきれないが……。例を一つ挙げるなら、ファッションブランド。「どんなに可愛くても、セクシー女優を使うとブランドイメージが壊れるんじゃないか」と考えるところは少なくないため、引退後でも“そっち系の仕事をした経験がある人はNG”なんて体制を取っている場合も。

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