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意外と知らない「ウインナーとソーセージの違い」とは?スーパーやメーカーの売り方が“混同する原因”に

日刊SPA! / 2024年5月14日 8時53分

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高品質なものこそシンプルに楽しみたい

身の回りにあって当たり前に使っている言葉ほど、意味を真剣に考える機会が少ないもの。例えば「ウインナー」と「ソーセージ」はどう違うのか、きちんと説明ができる人は多くないのではないだろうか。
そこで、山梨県に所在する世界のソーセージ専門店「hayari」のシェフであり、現代ソーセージ研究家でもある村上武士氏に「ウインナーとソーセージの違い」を聞いた。

◆ソーセージは「食品のジャンル名」

村上氏によれば、ウインナーとソーセージ、それにフランクフルトを加えた三つの言葉を混同してしまう人が多いという。そのなかで、まず理解すべきは「ソーセージ」のみ位相が違うという点だ。

「ソーセージは食品のジャンル名で、いわば『親カテゴリ』といったところでしょうか。細分化した『子カテゴリ』としてウインナーやフランクフルトがあるんです。他の食材で例えるなら、パスタは小麦粉と水を練り合わせてできた食品のジャンル(親カテゴリ)。そのなかに、子カテゴリとしてペンネ・フェットチーネ・マカロニがあるのと同じことです」(村上氏、以下同じ)

筆者も恥ずかしながら、この区別を知らないままに村上氏に「日本で消費量が多いのは、ウインナーとソーセージのどちらですか?」という質問をぶつけてしまっていた。

◆太さや使われる「動物の腸」によって分類される

ソーセージがウインナーやフランクフルトの総称であることは理解できた。次に、それぞれがどのように区別されているのかについても学んでいきたい。

「まず、ウインナーソーセージは太さが20mm未満、または羊の腸を使用したもの。一方のフランクフルトソーセージは20mm~36mm未満または豚の腸を使用したもの。そして、36mm以上、または牛腸を使用したものはボロニアソーセージと定義されていて、これが日本におけるソーセージの三大類型なんです」

つまり、太さや素材によって分類されているということ。村上氏は「どの類型も流通段階でそのまま喫食できる状態(加熱や乾燥がなされている)が条件です」とも付け加えた。

◆「消費者を混乱させる理由」がいくつか存在

ではなぜ、これらが混同されるようになってしまったのか。村上氏はあくまで推測であるとしながら次のような回答をくれた。

「日本のスーパーでは、あらびきポークウインナー・徳用ウインナーなど、ウインナーの売り場が広く取られています。そこに並ぶウインナーは、小ぶりなものが多いことから『小ぶりな食肉加工品はウインナー』というイメージが形成されているのかもしれません。それに対して『ソーセージ』という言葉は、全ソーセージのパッケージに書き込めるんですが、おのずとウインナー以外の商品に使用することが多くなるんですね。そうすると『ウインナーよりもなんか太くて、がっちりした食肉加工品はソーセージ』という無意識の刷り込みがなされることが原因かと思います」

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