旧統一教会2世の元セクシー女優が“出演を決意した”経緯「罰せられたいという願望が強かった」
日刊SPA! / 2024年5月19日 8時54分
性的なことを抑圧されて育ったことに加えて、こうした苦痛を定期的に与え続けられているうちに、私はいつの間にか『痛みで感じる』ようになってしまったんです」
◆「28キロ」まで体重が落ちてしまう…
過酷な家庭環境に適合できず、桃瀬氏が摂食障害になった際も、改善のためにとられた策は医療よりも信仰に近いものだった。
「もっとも痩せたときは28キロまで体重が落ちました。生理が止まるのは当然ですが、筋力が低下しているのですぐに失禁してしまうような状態でした。清平の修練所に併設された病院に入院することになりましたが、母が医師から『なぜここまで放置したのか』と驚かれるほど、私は衰弱していたようです。『ここに居たくない!』と暴れた私は麻酔で眠らされました。目が覚めると傍らには母がいて、『悪霊を追い払わないと』と言って私の身体を痣になるくらい叩いていたのを覚えています」
◆「罰せられたいという願望」からAV出演に至る
その後、桃瀬氏は日本へ帰国。この頃から、SMバーへ通うなど、これまでの性的体験を取り戻すかのような性的放逸が目立つようになる。この選択について、氏は意外な言葉を口にする。
「禁忌とされた性にここまで溺れ、自分は救われない存在だと思いました。罰せられたいという願望が非常に強かったと思います。そして、それはどんどん加速していき、水商売勤務、AV出演、風俗店やSMクラブ勤務と、ステップアップしていくことになります」
皮肉なことに、信仰上は“堕落”とされたこれらの行為によって、桃瀬氏は自分を取り戻していくことになる。
「性を売り物にすることは、もちろんたいへんなこともありましたが、それでも自分の人生を生きるきっかけになったと思います。始めた当初は自傷の意味があったことは否定しません。しかし、それもやがて薄らぎ、性を楽しむことができるようになってきました」
◆苦痛を脳内で変換しなければ「精神がもたなかった」
自己否定感の強かった20歳までの自分から脱皮し、性を愉しめるまでになった桃瀬氏。しかし回復までの道のりはまだ遠いのだと話す。
「辛いこと、痛いこと、嫌なことを『気持ちいい』と脳内で変換しなければ、たぶん私は生きてこられなかったのだと思います。苦痛を苦痛だとそのまま認めたら、精神がもたなかったでしょう。だからどこかで、今でも『悲惨な目に遭っている自分』の方が落ち着くというのはあります。これまで交際してきた人からもDVを受けたり、ぞんざいに扱われたり。でもどこか、それが自分の平熱になってしまう。
この記事に関連するニュース
-
選べなかった自分の道 旧統一教会の元2世信者が集団交渉初参加
毎日新聞 / 2024年6月26日 20時43分
-
宗教2世の2人、初の慰謝料請求 旧統一教会との集団交渉で
共同通信 / 2024年6月26日 19時7分
-
「2世」被害、初の集団交渉=旧統一教会に申し入れ
時事通信 / 2024年6月26日 16時9分
-
「不人気の岸田文雄首相が風向きを変えた」旧統一教会の1カ月後の"最高裁判決"が与える超インパクト
プレジデントオンライン / 2024年6月12日 10時15分
-
フランスにおける「セクト」(カルト)の捉え方とは? セクト的行動を規制する法律の背景にあるフランス社会の特殊性
集英社オンライン / 2024年6月5日 19時0分
ランキング
-
1石橋貴明、“不適切世代の代表”として復活なるか 『細かすぎて』で見せた意地、フジ社長の後押しも
NEWSポストセブン / 2024年6月27日 11時15分
-
2【エンタがビタミン♪】オードリー若林「最後の挑戦」も虚しく…『オドオド×ハラハラ』わずか1年で打ち切りへ
TechinsightJapan / 2024年6月26日 9時8分
-
3俳優ヒョンビン、妻ソン・イェジンも見惚れる“非現実的ビジュアル”公開
Wow!Korea / 2024年6月26日 19時40分
-
4地上波復帰できない宮迫博之、アンジャッシュ・渡部建とスタンスの違いで明暗 プライド捨てられず…いじられるとすぐに反撃
zakzak by夕刊フジ / 2024年6月27日 11時0分
-
5あのちゃん 30歳前にはバラエティー引退の可能性?「ずっとは無理 テレビ局にあまり行きたくないかも」
スポニチアネックス / 2024年6月27日 14時48分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください