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「東大に行くために、あえて通信制高校を選んだ」マッキンゼー出身起業家が中3で導いた合格への“最短距離”

日刊SPA! / 2024年7月7日 15時54分

 偏見が感じ取れるエピソードです。彼の語った「人生の責任を持ってくれないのに、決定にだけ口出ししてくる」という言葉が、強く感じられます。

 ですが、周囲の予想を裏切り、神田さんは1年間の浪人期間を経て、見事東京大学文科一類に合格しました。それも、二次試験に至っては主席合格者と3点差の超高得点合格。結局、彼の選択こそ、彼にとっては最短距離で夢をかなえる道でした。

◆「ひとりで学べる社会」をつくりたい

「卒業後はマッキンゼーに入社していますが、結局一年で退職しています。すぐにでも起業したかったこともありますし、『コンサルタント』として様々な制約で縛られる部分に限界を感じたのも一因でした」

 立ち上げた会社「株式会社Overfocus」は、「ひとりで学べる社会をつくる」ための会社だといいます。誰かに縛られることなく、何かに負い目を感じることもなく、誰もが自分の意志で生きていける環境をつくりたいとの思いがあるそうです。

 いま注力しているのは同社が展開する国語専門塾「ヨミサマ。」。 ひとりで考え事ができるように、国語を通して思考力の養成を目指す塾とのこと。つい誰かの意見を気にしてしまう人が多い中で、神田さんの生き方は一本筋が通っているように感じられます。彼の理想とする社会が実現すれば、生きやすくなる方も増えるのかもしれません。

【布施川天馬】
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Twitterアカウント:@Temma_Fusegawa)

―[貧困東大生・布施川天馬]―

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